荒川三山・赤石岳
2026年度山行報告(C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーNN
期間:2026年8月6日~8日
8月6日(木)
椹島8:35…清水平1125…見晴台12:35…千枚小屋14:45(泊)
8月7日(金)
千枚小屋3:50…千枚岳4:40…悪沢岳6:10…荒川小屋8:40…赤石岳11:30…赤石小屋14:20(泊)
8月8日(土)
赤石小屋5:40…椹島9:20

8月6日(木) 晴れ
畑薙駐車場7:30発の送迎バスに乗るため、前夜に静岡まで夜行バスで入り、当日朝4時20分に予約していた乗合タクシーに乗車。無事に送迎バスに乗車でき、椹島に到着。
登山道に取り付くまでは道標完備。「千枚岳」方面に進む。滝見橋を渡り、その先の吊り橋から登山道になる。

鬱蒼と木々が茂る深い森、登山道はひたすら登りだが歩きやすい。清水平の水場で水を汲み、少し休憩。水場は2ヶ所ある。その先もオオシラビソの森が美しい。途中、少し脇道に入って見晴台へ。展望がすばらしいとのことだったが、荒川三山も赤石岳も雲の中だった。
苔とシラビソの森をのんびり楽しみながら歩き、本日の宿泊場所、千枚小屋へ到着。小屋の前から富士山が見えてテンションが上がる。心地よい山小屋でゆっくり宿泊できた。17:40夕食、18時30分ごろには就寝。


登り始めて1時間半ほど、岩頭見晴からの眺め


本日の宿、千枚小屋

8月7日(金)晴れ
「赤石岳まで行く場合は朝4時までに小屋を出発すること」と小屋から注意があり、3時過ぎに起床し、3:50出発。千枚岳の手前で朝日が昇る。千枚岳の山頂からは富士山がきれいに眺められ、赤石岳方面もくっきりと見渡せている。
千枚岳からやや悪い斜面を一気に下り、悪沢岳へ登り返していく。稜線の岩場はマツムシソウやウスユキソウなどさまざまな高山植物が咲き乱れていて美しい。景色や花を楽しみながら、あっという間に悪沢岳に到着。360度の展望を楽しみ、ゆっくりする。悪沢岳から赤石岳へは500mの登り返しとなる。行程としてはここからが本番、気合を入れ直す。



千枚岳手前で日が昇ってきた


悪沢岳山頂に到着


悪沢岳山頂から富士山の眺め


悪沢岳山頂から赤石岳方面の眺め
悪沢岳から中岳、前岳を登り、荒川小屋へひたすら下っていく。はるか下に小屋が見えて、こんなに下るのかと心が折れるが、道中のお花畑が心の癒しだ。荒川小屋でゆっくり休んでから、いよいよ赤石岳への登りに取り掛かる。歩きやすい道なのがありがたい。
大聖寺平あたりまでは青空が広がっていたが、その先は雲が出始めた。小赤石岳まで登るともう赤石岳は近い。雲の切間から稜線が綺麗に見える。気持ちよく登っていき、赤石岳山頂に到着。残念ながらガスで真っ白。10分ほど粘ってみたものの、雲が晴れそうになく、まだ行程は若干長いので、下山を始める。
椹島下降点から一気に尾根道を下る。なかなかの急坂、お花畑が広がってはいるもののあまり見る余裕がない。途中の水場は水がしょぼしょぼだったが、なんとか水を汲む。展望がすばらしいという富士見平でも、周囲の山は雲の中だった。
スタートから10時間半で赤石小屋到着。終日天気に恵まれ、無事に歩けてほっとする。泊まり合わせた人たちと、小屋前のテラスで祝杯をあげる。快適な山小屋でゆっくり過ごせた。ありがたい。


赤石岳方面を望む。まだまだ遠い


赤石岳へ最後の登り


赤石小屋に到着

8月8日(土) 晴れ
この日は下山するだけ。出発前に小屋の裏手の展望台から荒川岳を望み、小屋から徒歩10分ほどの三角点に登って富士山を望む。小屋の前からは明石岳や聖岳、兎岳が眺められる。
景色を楽しんでからのんびりと下る。前半はだいぶ急な下り、途中にはボッカ返しという難所もある。後半になると、朝一番の椹島着のバスで来たと思しき人たちが登ってくるのとすれ違う。前夜に同じ宿に泊まった方々とすれ違って話をしたりして、ゆっくり下り、9:20に椹島に到着。無事に下山できて本当によかった。
椹島から畑薙へ、乗車予定の送迎バスは13:00発。椹島ロッジでシャワーを浴びてスッキリし、昼食を食べ、近くの沢に散歩に出かけ、バスを待ちながら昼寝をし、のんびりと過ごすことができた。予定通り13:00発の送迎バスに乗り、畑薙から15:00発の毎日あるぺん号で静岡駅に向かい、帰京した。


赤石小屋前から聖岳、兎岳の眺め


赤石小屋前から昨日登った赤石岳を望む


小屋から徒歩10分、三角点から富士山を望む

●山行メモ(交通機関や料金は2026年8月、山行当時のもの)
・往路は静岡駅4:20発、千代田タクシーの登山乗合タクシーを利用。畑薙駐車場に7:20ごろ到着予定で、7:30の送迎バスに乗車できた。
※当初は毎日あるぺん号を利用予定だったが申込者が少ないため運行せず、代替手段として提示された乗合タクシーを利用した。
・4:20のタクシーに乗車するため、22:25新宿発/1:30ごろ静岡駅北口着の高速バスを利用。静岡駅到着後、静岡駅南口の快活clubを利用し、仮眠をとった。
・畑薙駐車場から椹島への送迎バスは、エリア内の山小屋に1泊以上宿泊をすると利用ができる。テント泊の場合は利用できないので注意。山小屋予約時に送迎バスの予約も行う。
・今回は2泊とも山小屋を利用。東海フォレストの予約サイトから予約が必要。いずれも1泊素泊まり1万2000円。泊まった小屋はいずれも快適の極みだった。
・復路は毎日あるぺん号(畑薙駐車場15:00発→静岡駅18:00ごろ)を利用。乗り継ぎのため、椹島13:00発の送迎バスに乗車した。ちなみに、畑薙から静岡駅へは静鉄の登山バスも運行しており、こちらは14:30発。登山バスも事前予約制。