戸隠山西窟尾根
2023年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーDS、YK
日程:2024年2月2日〜3日


コースタイム:
中社駐車場(1:00)稲荷神社(3:40) 1624m先C1
C1(0:30)西窟(2:35)八方睨(0:20)戸隠山(1:30)西窟(1:50)中社駐車場

2/2(金)、晴れ
6:30、八王子
11:10、中社駐車場
奥社駐車場に停めようと思ったが1日1000円の駐車料金をケチって少し戻って無料の中社駐車場に停車。
車道を進み、そばの実の店脇から鏡池目指してトレースの若干ある林道を進む。途中から潜り始めたのでわかん。 鏡池は氷っていて上を散策している人達がいた。
12:10、稲荷神社
神社裏から尾根に取り付く。
12:55-13:05、1410m
14:00、1580m
左に岩壁が現れる。右から難なく越える。 下りが急になったのでアイゼンに切り替える。 尾根上を進んでいたら次なる岩壁に行く手を阻まれた。 右側を見てみるも厳しそうなので、一旦左へ基部を下り、途中から15mほど懸垂して、尾根に上がれそうなルンゼを見つけたので直登。ルンゼ上部は急な雪壁で慎重に進んだ。 以降は木登り混じりでラッセルしながら急な登りをこなしていく。途中で戸隠の稜線が漸く見えテンション上がる。
16:00、1624m下ったところ、C1
ツエルト内でも息が白い。寒い。夜中も寒さで何度か目が覚めた。風は殆どなく静かな夜だった。この日は寒気が入ってて-11℃の予報だった。

2/3(土)、晴れ
4:30、起床
6:30、出発
アイゼンスタート。地味にラッセルで西窟まではわかんでも良かった。
7:00-7:15、西窟
岩が大きく抉れたところに西窟の看板がある。丁度幕営できる。幕営具デポ。
8:15、
蟻の塔渡り手前の鎖場からロープ出し始める。
9:30、蟻の塔渡り通過
核心部抜け終わる。合計6P出した。
9:50、八方睨
稜線に飛び出た。後ろに蟻の塔渡りのナイフリッジがよく見える。風もなく素晴らしいコンディション。
10:10-10:25、戸隠山
高妻山がかっこいい。本院岳ダイレクト尾根も目立ってかっこいい。戸隠いい山。対面の戸隠スキー場は土曜日なのに閑散としていた。 八方睨からは登りでロープを出したところで同じように切りながら懸垂とスタカットを交えて下降。
11:55-12:15、西窟
夏道沿いに岩壁の基部を進む。 雪がだいぶぐずついてきた。気温はマイナスだが日差しが暑い。 沢から下降する記録も見た。
12:20、百間長屋
12:30-12:45、五十間長屋
わかんに履き替える。
13:20、奥社の参道途中、飯縄社
夏道沿いに奥社を目指していたが、途中から夏道を外れて尾根を進み過ぎたため左にトラバース気味下り飯縄社で出た。 わかんを脱ぐ。参拝者がたくさんいてトレースはばっちり踏み固められていて逆に滑りやすい。山ではトレースも無く誰にも合わなかった。
13:40、随神門
距離は延びるが参道から車道経由で駐車場に戻った。
14:20、中社駐車場
うずら屋蕎麦売り切れで撃沈。 戸隠神告げ温泉で日帰り入浴&戸隠蕎麦。美味しかった。 中社周辺は蕎麦屋だらけ。
初めての山域だったので来週の偵察がてら比較的易しい西窟尾根を選択したが、思いの外良い尾根だった。雪質も丁度良く来週の山行も期待が持てそうだ。