秋田駒ヶ岳・乳頭山 BC
2022年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーSM, NK, SK, 他1名
期間:令和5年1月29日〜2月2日


記録
 夏の八ツ峰登山の際、雪の秋田駒ケ岳は角館在住の鈴木さんのホームグランドであり佐藤さんは天気が悪くても案内できるので行きましょうとの話があり今回の企画となった。BCには参加しないがスキー場で遊ぶ満喜与さんと大橋さんも参加することになり貸別荘宿泊の楽しい合宿となった。

R5.1.29(曇り)
 早朝佐々木夫婦の車で東北道路を一路北上、田沢湖スキー場傍の貸別荘イーグルにはPM4時前に到着、続けて鈴木さん佐藤さん大橋さんらが到着。自炊にはなるがかけ流しの温泉がいつでも入れるリーズナブルな宿泊となる。

R5.1.30(晴れ)
8:00イーグル〜8:15駐車場〜11:45駒ヶ岳8合目〜12:30駒ヶ岳火口〜13:40男女岳山頂
 4人で秋田駒ヶ岳BC出発。貸別荘イーグルから15分ほどで駐車場到着、旧アッスルスキー場を辿り車道に合流して8合目まで登る。8合目は夏のバス道路の終点地。天気は良く風もない青空に樹氷が美しい、登りも緩やかでラッセルもほとんどない、入山者は単独のスキーヤーとスノーシュー登山者が2名のみの静かな山だ。火口から山頂への登りが急斜面になるが単独スキーヤーの綺麗なシュプールが1本印象的。男女岳(オナメダケ)山頂付近は雪が飛ばされカリカリでいざ滑ろうとした火口への斜面はガスってきて雪面の視界が悪くなり思うようには滑れず残念。その後は登りのルートを滑り降り駐車場へ戻った。

R5.1.31(雪)
8:00イーグル〜8:30乳頭温泉(大釜温泉)〜11:30田代平山荘
 佐藤さんは帰り、雪は降っているがさほどの降りではないので佐々木さん鈴木さん錦織の3人で乳頭山BCへ出発、乳頭温泉の一つ大釜温泉へ車を止める。シールを付け孫六の湯へ向かう、孫六の湯からは急な100m程の登りとなり今日のルートのハイライト。その後登りは緩やかになり林の中を進む、温度が低いせいかラッセルは20cm程だが雪が軽く負担にはならない、1178mを過ぎるとアオモリトドマツの木が多くなり一部モンスターになりかけている。広い尾根の林の中に田代平山荘に到着、2階から山荘に入り鈴木さんのお汁粉で暖まるがすぐに寒くなる、これから上は天気が良くないので下山することにした。雪は降り止まず視界は50m上りのトレースも消えるほどの風雪となってきた。下りはトレースを拾いGPSを見ながら孫六の湯へと戻った。

R5.2.1(雪)〜R5.2.2(雪)
 鈴木さん満喜与さん大橋さんはそれぞれ用事で帰り、佐々木さん錦織のみ残留。当初の計画では森吉山へのBCを計画していたが、昨日からの降雪が多く天気も回復していないので田沢湖スキー場でゲレンデスキーを楽しむ。翌2日貸別荘は50cmの雪が積もり車も埋まってしまった。天気もよくないのでスキー場にてゲレンデスキーとした。

R5.2.3(晴れ)
 晴れ上がった秋田駒の山頂を見ながら貸別荘を後にする。佐々木さんと錦織で運転を交替しながら東北道を南下、帰路の途に就いた。
(錦織:記)


旧アッスルスキー場                      夏のバス道路


 樹氷が美しい                         秋田駒山頂(男女岳オナメダケ)


駒ヶ岳8合目(夏のバス道路終点)


火口へのトラバース                      火口付近 雲が広がってきた


山頂にて                            山頂からの田沢湖


貸別荘イーグル


孫六の湯へ                            なだらかな林の登り


                                   田代平山荘