爺ヶ岳東尾根
2022年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーNN(記録)、UY、NK、SM、AM、NT
期間:2022年12月28日(水)〜30日(金)


12月28日(水)晴れ
鹿島山荘駐車場7:30…ジャンクションピーク12:20…幕営地(1750m付近)13:00

前夜20:30に南浦和駅に集合し、安曇野のS邸にて仮眠。翌朝6:00頃出発し、鹿島山荘駐車場へ。先に到着していたNTと合流し、出発。
登りはじめから急斜面。うっすらと雪が積もっている。クリスマス以降、雪が降っていなかったようで、雪は適度に締まっている。先行パーティのトレースがある。ところどころに目印のテープがつけられている。
最初はつぼ足だったが、標高1400mを過ぎたあたりから雪が深くなり、わかんを装着。それでもトレースがあるので順調に進む。天気はよく、周りの山々も、目指す爺ヶ岳もきれいに眺められる。ジャンクションピークの手前にテントを張った跡があった。
ジャンクションピークから少し進み、多少風の影響が少なそうなところに幕営。昼過ぎから入山祝いを始め、19時頃に就寝。






12月29日(木)風雪
幕営地7:20…P3 9:00…P2 11:00…幕営地12:30

5:00起床。前日とはうってかわってどんよりとした曇り空で雪もちらちら降っている。朝食を済ませ、わかんを履き、7:20に出発。この日のうちに下山するNTが空身でどんどんラッセルをしてくれるのがありがたい。夜のうちに雪はだいぶ降り、トレースはだいぶ分かりにくくなっている。わかんを履いても膝下ぐらいまでもぐる。視界もあまりよくない。
P3(1978mピーク)を過ぎたあたりから雪が深くなった。標高2000m付近でNTは下山。おもにUYがラッセルをして進む。トレースはないが、ところどころにテープの目印はある。標高2050mあたりの急斜面、降ったばかりの雪のラッセルがきつい。風雪も少しずつ強くなってくる。P3からP2にたどり着くのに、だいぶ時間がかかった。
P2(2198mピーク)に到着したところで撤退決定。尻セードも交えながら早々と下り、幕営地に戻った。NTからの下山報告を確認し、残った酒を飲み、18時頃就寝。






12月30日(金)曇り
幕営地7:30…鹿島山荘駐車場10:30

5:00起床。前夜にだいぶ雪が降り、テント周りにだいぶ雪が積もっている。トレースもすっかりなくなっていた。朝食をとり、テントを撤収し、わかんを装着して7:30出発。進んでいくとほどなく、すぐ下で泊まっていたらしいパーティとすれ違い、その後も登ってくる人たちとすれ違う。深雪ラッセルをしなくて済み、ホッとする。
1400m地点からは急な斜面をヒヤヒヤしながら下る。10:30、全員が鹿島山荘駐車場に帰着した。
登頂日だけ天気が悪いという残念な展開で、山頂にたどり着くことはできなかったが、しっかりと雪山を満喫でき、また、大人数でのテント生活も楽しく、充実した年末山行となった。