平田ルンゼ入口に行くと1パーティーが入って行く所だった。どうやら沢通しで行くようだ。私達も支度をして巻道で登る。
10:25 最初の3mの氷。先行パーティーが登り始めていた。リードしていた人から『私達は遊びながらゆっくり登るのでそちらから(沢通しの緩い斜面)どうぞ』と言われた。遠慮なくそちらから行く事にした。が、上のビレーポイントの落氷はこっちの沢通しの方に落ちてくるので、向こうが落ち着くのを待って登った。
YKが50mロープを引き、残り5m、と言う位置でスクリューを2本打ち、支点を取ってNNが登り始める。その間にも隣のパーティーは平爪の初心者女性が50cm程登った所で何度も落ち疲れ切っていた。とうとうシビレを切らしたリードをしていた人が降りて来る事に。その際、NNに少しどいてくれ、と、、しかもYKが打っていったスクリューに自分のロープを掛けNNに上に行ったら外してくれ、と言う。。半ギレのNN。
このパーティーは降りるとの事。どうやらガイドパーティーのようだ。捨て台詞に『1ルンゼ1パーティーが常識なんですけどね。』との事。上に50m滝があるのに30mのロープしかなく、お客様であろう初心者の女性が平爪なのにも関わらず登り方のレクチャーもそこそこに登らせている貴方は常識人なんでしょうかね??
取り敢えずどんどん登る。
前回私とNKが落ちた左側の氷はなくなって岩だけが見えていた。中央の狭い1mほどの短い滝を登る。結構怖い。NNも落ちた。これでドローだ。
12:20 本命の『松竹梅の滝』
YKがスクリュー6本を打ち50mギリギリで上に到達。30分かかった。
次はNN。私のロープを引いて登る。先程、中央部のツララ状になっている辺りでYKは『階段状になっているから大丈夫?』と言っていたがNN『ここ怖いっ!』と叫んでいた。私も行って見たら『YK..いったい何が大丈夫なんだろう。。』と怖かった。
NNの落氷が落ち着いたところでNKが登る。安定の山屋さんだ。
その後NNのビレイで私も登り皆が登り終えるのに80分かかった(13:40)
13:45 下山開始。50mいっぱいの懸垂3回
15:20 登山道に戻った。
帰り道錦滝の前を通るとまだ登っている人達が『お疲れ様でーす』と声を掛けてくれた。なんか嬉しい。
今度自分も言おう。