わかん装着。このときはまだ笑顔
西俣出合付近、膝上から腰ラッセル
無雪期ならば1時間強の林道歩きで到着するはずの西俣出合まで4時間ほどかかる。当初の幕営予定地の高千穂平まではとてもたどり着けそうにない。堰堤のトンネルをくぐり、沢の右岸に出たところの広場で行動終了とする。すばやくテントを設営。沢で水が汲めたので融雪をせずに済んだ。
翌日の行動を検討するが、高千穂平を目標地点として進み、翌日のうちに下山をしようと決める。昼過ぎから入山祝いを始め、18時には就寝。雪は夜中じゅうずっと降り続いていた。
12月28日 雪のち晴れ
幕営地7:00…赤岩尾根取付9:20…標高1450m付近9:40…幕営地10:00(10:40出発)…大谷原駐車場13:30
5:30起床。朝食を済ませ、7:00に出発。赤岩尾根を目指すが、股下から腰上ぐらいの新雪ラッセル、全く進まない。2時間かけて赤岩尾根に乗る。高千穂平までは全く行けそうもなく、下山もラッセルで時間がかかりそうなので、赤岩尾根を少し登り、9:40になったところで撤退。トレースがついた道をサクサクと進み、あっという間に幕営地に到着した。
赤岩尾根取り付きに向かう
股下から腰、傾斜により胸までのラッセル
ここで撤退
テントを撤収し、薄日がさす中を下山スタート。
前日のトレースはほぼ全くなくなっていた。股下程度のラッセルをひたすら繰り返す。下りなのになかなか進まない。これでは登りとたいしてかわらないほど時間がかかるな…と思っていたが、途中で登ってくるパーティとすれ違い、以後はしっかり踏まれたトレースをたどりながら歩くことができた。
大冷橋の先でわかんを脱ぎ、除雪されてつるつるの車道に難儀しながら13:30に駐車場に到着した。
下山も股下ラッセル。晴れてきた