八ヶ岳広河原見晴らしルンゼ・クリスマスルンゼ
2020年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーYK, TR
期間:2020年12月29日晴れ、30日雨みぞれ

30日に大型の寒気がくる!とニュースで大騒ぎ。これは期待できるのでは??
(でも帰りの高速大丈夫かなぁ。。)と期待と不安に胸を躍らせてのアイスクライミングです

12月29日
7:00 八王子集合し車で出発。9時過ぎの船山十字路の駐車場は車でいっぱいだった。ギリギリ駐車し薄っすら雪の付いた道を歩く。
10:10 林道終点。テントを張り荷物をデポ。ガチャ・ロープ・水汲み用のプラティパスをサブザックに入れ出発。

アイスは4.5年ぶりの私。リーダーの判断で急遽左俣から見晴らしルンゼへ変更した。
11:10 二俣。テントが3つ張ってある。
そこから少し行くと見晴らしルンゼだ。大きく見ると三俣なのかな?1組のパーティーが右を登っているようだ。私達は真ん中を登る。

 久しぶりな上に何も予習をしてなかった私。以前は怖さを感じず楽しく登った記憶だけがあった。 びっくりするほど登れない!アックスが刺さらず足もすぐ外れてしまう。特に右足。ちゃんと研いできたのに。。研ぎが甘かったのか??何度もロープにぶら下がり何とか1ピッチ。
怖い。。怖くてロープワークもおぼつかない。みかねたリーダーが手伝ってくれる。
2ピッチ目。アックスの振り方のアドバイスをもらい登る。何とか終了点へ。 懸垂で降りる。

そのままトラバースして右俣へ。今度は足のアドバイスを貰う。そうだった!と思い出した。アイスは岩やクライミング、沢とは違うんのだ!!
足が外れなくなると怖さが薄らいでいく。『あぁ〜、、ちょっと怖く無くなってきた。。』
テントに戻ると阿弥陀岳が夕日でカッコ良く見えた

12月30日
4:50 起床。40分ごろ人が話しながら歩いていく声で目が覚めていた。朝食をとる。
5:30 出発。雨が降っている。。。30日の寒気は何処に行ってしまったのだろう?
6:40 大きい岩のある分かれ道。アイゼンを装着。
7:25 クリスマスルンゼ。名前にふさわしい素敵な氷瀑だと思う。

みぞれに似た雨の中2ピッチで登る。刺したアックスから水が伝わりビショビショだ。
懸垂は右に逃げ1回で済んだ。

9時過ぎ。リーダー判断で帰る事にした。そりゃそうだ。途中これから登るパーティーが来たがテンション低めだった。
11:30 舟山十字路駐車場。
渋滞もなくすんなり帰る事ができた。東京に近づくにつれ天気も良くなった。テントも直ぐ乾くね、と話しながら帰った。