三田原山〜火打山〜澄川BC
2017年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー佐々木・錦織・野田・横山・高橋
期間:2018年3月10日〜11日日


9日
雨の中新井道の駅集合、トイレ近くの軒下にテントを張り前祝をして入眠。

10日
杉ノ原スキー場の第三リフトは9:30に動くので6時起床。近くの24時間営業すき屋で朝定を食べ車デポ地の菅沼へ。早速ハプニング!除雪がされておらず、デポ予定地から4`離れた所にデポ。
杉ノ原スキー場の駐車場は雪が10cm〜15cmほど積もっていて『もしかして上はパウダー?!』とワクワクする。
1名菅沼のデポ車に忘れ物をして取りに戻っている間1組のパーティに声をかけられた。風が強いから中止にしたそうだ。朝の天気予報ではそうでもなかったはずだけど、、
10:30第三リフト上(ゴンドラ+リフトで1500円・シニア900円)雪が全然積もっていない里雪型か?。。。
10:55歩き出し。一瞬青空が見えたがすぐガスる。
11:30雲一つない青空が現れ、振り返ると一面の雲海が広がっていた。きっと下の人達は『こんな日に山に登って、、』って言っているのだろうなぁ♪
登らなきゃ見られない、写真では伝わらない、だから山に登るのかな

12:45稜線。妙高山が大きく現れる。風はそれほど強くない。
13:35三田原山山頂。360度すばらしい眺めだ。
14:00黒沢池を目指して滑走。雪・斜度・林間・すべてが丁度良い最高の滑りが楽しめた。高谷池ヒュッテまで20分ほど登り返し黒沢岳のコルからトラバースぎみに行くとすぐ小屋に着いた(15:30)
3階が入口。雪や氷が付いた外階段をコワゴワ登り窓から入る。


一番乗りだった。窓からの明かりが入ってかなり明るい。早速入口の明るい所を陣取り宴の準備をした。野田さんの鹿肉ロースト、私の自家製燻製で大いに酒が進んだ。
その後2組のパーティが来て計10名。布団も毛布も沢山あるが私はそれだけではちょっと寒かった(横山さんは丁度良かったそうだ)夏用でもシュラフがあるといいと思う。

12日
4時起床予定が5:30。。。
7:15出発。昨日火打山へ行った方が『カリカリだから気を付けてねー』と見送ってくれた。
私は早々にクトーを付けたが、それでも少し雪が付いている所はクトーが刺さらず滑ってしまう。1度落ちかけて野田さんに止めてもらった(言い訳だがスプリットは板が薄くて柔らかいのでトラバースが難しいのです)
8:43稜線。風速は10mくらい。澄川のドロップポイントに荷物をデポして火打山はアイゼンピッケルで登る。佐々木さんと野田さんはスキーでも登れたようだが私は無理。アイゼン持ってきて良かった。

9:35火打山山頂。風速変わらず。良い眺めだが早々に下山した。

10:20滑走。カリカリだが広いバーンで気持ちが良い。長く滑れるのも嬉しい。
11:05雪崩の跡が行く手を阻む。最近雪崩たようだ。板を担いで10分程で抜ける。その後も雪崩跡は出てきて野田さんはスキーのまま左岸を私達は板を担いで右岸から抜けた。30分くらいかかっただろうか?時間も押していたので容雅山は辞め澄川をそのまま下る事にした。沢も出てきて高巻きも強いられる。

14:00北桑沢の合流点の先は沢割れで進めず見ると丁度720mの大地へ高巻くポイントだった。50mほど高巻くと平らな台地にでた。快適にそのまま行くと人工物が見えてくる。そこが送水管だ。大きい管やワイヤーが出ていて面白い。シールを剥がし滑走。疲れた足でこの重い雪ではターンが思うように出来ない。
下の第3発電所の吊橋は見た目以上に怖いので板、ストックはザックに括り付けた方がいい。
そこから林道まで55m登り返す。30分くらいかかった。
15:35林道にはブルトーザー跡があった。さてここから10`。ダラダラの林道歩きだ。みんなはスキーで出発。私はこの雪だとボードにしても滑らないと判断、スプリットにしてシールを貼りクロスカントリー如く後を追った。
白い家が見える頃にはヘロヘロだったが17:20にゴール!みんなは17:00に着いたそうだ。

ちょっと大変だったが最高の景色と仲間、楽しい縦走ができて楽しかったです。