富士山雪上訓練
2016年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー米田、錦織、設楽、西野(記録)
期間: 2016年12月17日(土)〜18日(日)

12月17日(土)晴れ
前夜22:00新宿駅に集合。当初の予定では富士スバルライン五合目へアクセスの予定だったが、積雪および凍結で1合目から上は通行止めのため、吉田口馬返しまで入る。
朝6:00起床、身支度をして7:20頃出発。1合目を過ぎた頃からうっすら雪が積もり、4合5勺あたりで凍結している箇所あり。5合目を過ぎ、樹林帯を抜けると爆風が吹き荒れていた。
11:00、6合目に到着。建物の脇でアイゼン装着し、雪訓会場を探しながら登山道を進む。風が非常に強い。積雪はそれほど深くなく、雪面はクラストしている。7合目まで登って吉田大沢に入る。

12:30頃、訓練開始。
・アイゼンでの歩行、ツボ足での登下降(キックステップ)
・滑落停止
・ビレイの方法各種(スタンディングアックスビレイ、腰がらみ、ブーツアックスビレイ)
・スノーボラードを作る
新人がいたため、歩行など基本的な技術に時間を割き、反復して行った。

15:00訓練終了。訓練会場からトラバースして進み、山小屋の脇に風を避けるようにしてテントを張る。非常に風が強く手間取るが、なんとか設営し、全員でテントに潜り込む。寒い寒いと言いながら宴会し、翌日の行動用の水を融雪して作る。20:00就寝。風は夜中じゅう強く吹き続けていた(風速20mぐらいだったらしい)。

12月18日(日)晴れ
6:00起床。積雪、凍結の状況などから、山頂往復は難しいと判断し、そのまま往路下山をすることとした。朝食を済ませ、テントを撤収し、7:30下山開始。強風に叩かれた雪は前日よりもクラストし、一部でツルツルになっていた。天気がよく、風も前日よりは落ち着いていたので、登ってくる登山者が非常に多かった。10:00頃馬返し到着。

スノーボラードを作る。

日曜日の朝、雪面は固く凍っているところも