北海道パウダーツアー
2016年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー野田、中島、穂澄、高橋ル、佐々木夫妻、他
期間: 2016年11月23日〜27日

11月23日(水)
メンバー:野田、中島、穂澄、佐藤、高橋
強風の為、黒岳ロープウェイは動かず旭岳へ。旭岳ロープウェイは整備点検期間中の ため動いていないが、林間でスキーコースは圧雪されていたので行ける所まで行く事 にした。
圧雪されたコースを1時間ほど歩くと開けて山の斜面が見てきた(1,240m付近)。そ こに向かうトレースが右手に伸びており登る人達がみえたので、そのトレースを追う 事にした。
斜面にはカリカリの上に15cmほどの雪が乗っている。クトー無しでは登るのもままな らなくなったため野田さんより直ぐ滑走の指示(1,450m付近)。4ターンくらいで初 滑りは終了。足慣らしには丁度良かったかな。
宿へ向かう下り坂で道路を飛び出してしまった私達の車を北海道の方々が助けて下さ り北海道民の優しさを感じた。

111月24日(木)
メンバー:野田、中島、穂澄、佐藤、高橋
風も弱く晴れているので黒岳へ。ロープウェイ乗り場でシールを着けていくが、リフ トはツボ足禁止なので板をつけなくてはいけません。しかし板にシールを付けると降 り口で転ぶ危険があるので、シールはリフト上で着ける方が無難だ。今回も1名派手 に大転倒してしまった。
10時50分歩き出し。トレースはないがそれほど深くなく歩きやすい。交代でトップを 歩くがルート取りが難しい。木に突っ込みに行ったり谷に入って出口で困ったり。 12時55分山頂到着。写真を撮ったり、ゆっくり準備をする。

私達のトレースを使って登ってきた男子が私達がのんびりゆっくりしている間じっっ と待ち、私達が滑り出すまで追い越すことなく待ってくれていた。その礼儀正しさを 嬉しく思い、先に滑るよう進めると恐縮しながら滑って行った。北海道民はイイ人 だ。
山頂直下はいい雪だったが下の方は最中ぽく、イマイチだった。

11月25日(金)
メンバー:野田、中島、穂澄、佐藤、高橋
天気予報で旭川の積雪を見て旭岳へ行く事に。ロープウェイのロープと乗り物の繋ぎ 目に人が居て、点検するのは大変だなぁ〜と感心した。

9時歩き出し。シンシンと雪の中、圧雪されたコースにはどんどん雪が積り無風の木 に雪が厚く乗って白一色の世界はとても美しく面白い。
ロープウェイの下をくぐり少し行った辺りからガスが出てきて2、3m位しか見えな い。これでは滑っても面白くはないので11時35分引き返す事にした(1,430m付近)。 コース脇の膝下パウダーを頂きながら滑る。初日に登った斜面の手前の尾根にも登っ ているトレースがありその場にいた人から『ここも林間で面白い』と教えてもらった ので登り返しで楽しんだ。
夜、佐々木夫婦と梅ちゃんと合流。大宴会となった。

11月26日(土)
メンバー野田、佐々木夫婦、中島、穂澄、佐藤、梅田、高橋
旭岳へ。一昨日・昨日・今日と3日間来ているが雪がどんどん増えて嬉しくなる。

土曜日だと言うのに初日に滑ったコースにはトレースはなく私達でラッセルすることに なった。板を履いて太もも、スノーシューで腰のパウダーラッセルだ。
満喜与さんの『みんな交代でラッセルするの!』の一言で79歳中島さんもラッセル。 さすが!!

11時30分少し平らな所(1,480m付近)で準備をして滑走。
胸〜頭までくるパウダーなのに何の抵抗感もなく生まれて初めてのパウダーに歓声を 上げながら滑る。
あんなに苦労してラッセルしたのに登り返しはあっという間でびっくり。2本目も美 味しく頂く。

11月27日(日)
メンバー:野田、佐々木夫婦、穂澄、佐藤、梅田、高橋
ちょっと風は強いが黒岳へ。
10時7分歩き出し。24日に登った時より渋い登り。クトーがないとちょっと怖いが後 ろを歩かせて貰い何とか頂上へ。強風で板の向きを変えるだけでも飛ばされそうにな る。斜面に降りて隠れているとどんどん太陽が出てきて『ハロ』という太陽の回りに 虹がでる現象を数秒見ることができた。

12時30分滑走。風で絞まった斜面は24日より滑りやすく最高の滑りができた。下の方 もいい雪で最後まで楽しめた。
このあと札幌へ。電飾で飾られた大通りはそれはそれで美しいかな。