おぜ至仏山
2015年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー佐々木正人・錦織領・中島忠男・高橋ルリ子
期間: 平成28年2月27〜28日

【記録】
 2011年の4月後半に佐々木夫婦と中島さんとでムジナ沢とワル沢を滑った。GWでもあり鳩待峠まではマイカーで入り、鳩待峠の小屋に泊まることができた。今回は2月でテント泊りの上11キロの車道を歩かなければならない。下りはスキーでシュゥーと下れるはずでしたが・・?

H28.2.27
ゲート7:30〜津奈木橋9:25〜鳩待峠12:15〜1866ピーク14:30〜鳩待峠15:20
前夜ゲート前に到着し駐車場にテント泊。翌朝ゲートを越えて歩き始める。テント泊まりの装備はさほど重くはないがスキーと靴を括り付けるとズシリと重量が増す。昨晩降った雪が薄っすらと積もる除雪された車道を歩き、津奈木橋に到着。シールを付け津奈木沢の左岸電線の下をショートカットして鳩待峠着。
 時間が早いので、明日の下見を兼ね1866mのピークを目指す。展望は良く燧岳、尾瀬ヶ原などが見晴らせる。1866mからは緩い斜面だがブッシュをよけながら18分の滑りで鳩待峠到着。

H28.2.28
鳩待峠6:50〜悪沢岳〜小至仏岳手前9:40〜ワル沢〜鳩待峠12:30〜津奈木橋14:05〜ゲート16:20
 夜に雪が降り昨日のトレースは少し見える程度。悪沢岳を経由して小至仏岳の手前まで登る。昨日ほどではないが今日もいい天気で上州穂高上越国境がよく見える。稜線は雪が飛ばされガリガリとなり小至仏岳の手前から滑ることにする。上部無傷のオープンバーンを気持ちよく滑り、樹林帯を越えてワル沢に入る。沢は一部水が出ており左岸に渡り夏道に合流し鳩待峠に到着。
 テントを撤収して1時過ぎ下山を開始。車道には雪がなくスキーでシュゥーとはいかず雪を拾って滑れるところまで滑り、あとは板と靴を背負ってひたすら歩きゲートに到着した。(錦織:記)


フル装備でゲートを通過                   津奈木橋よりシール登行


鳩待峠                            1866mへ向けてスタート


1866m付近より鳩待峠、アヤメ平方面         鳩待峠のテント場


悪沢岳から至仏岳                       小至仏岳


小至仏岳直下                         オープンバーン


我々だけのシュプール                       口の空いた沢


鳩待峠に帰着                         車道の雪を拾って下る