吾妻耶山
2013年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー:田中、西野(記録)
日程:2014年2月9日

仏岩トンネル入口9:45…仏岩峠10:20…吾妻耶山12:40(13:45出発)…ノルン水上スキー場15:00

 当初は土日の1泊で阿野川岳を計画していたが、8日土曜日は関東全域で大荒れ。日帰り山行に切り替えた。運がよければ新雪ラッセルが楽しめることを期待して、山に向かった。

 大雪の後遺症で電車が遅れ、水上駅に集合できたのは9時過ぎ。タクシーで仏岩トンネル入口に向かう。広い駐車場で身支度をしてスタート。
 登山口から仏岩峠までは樹林帯。先行者はいないが、よく歩かれている山らしく登山道がくっきりと残っている。木にテープのマーキングもしてある。急な斜面をジグザグと登っていくので、急なわりにはきつくない。仏岩峠で尾根に取り付くが、ここからはトレースも消えていて、ラッセルが楽しい。わざと登山道をはずして歩いたりする。  なだらかな尾根を進み、山頂への急な登りに取り付く。途中から少し岩場っぽく、薮っぽくなり、本当に登山道なのかと一瞬不安になる。しかも山頂近くに、スノーシューで登るのがちょっと厳しい岩場が現れた。やすさんが岩の上の雪を払い、鎖を出してくれたので何とか登れた(やすさん、ありがとう!)。山頂の標識は三角点のある場所でなく、そこから少し離れた神社マークのあるところ。標高も三角点のあるピークより高い。それほど風もなく、寒くなかったので、山頂でゆっくりと休憩した。
 下山は来た道を戻る予定だったが、予想以上に山頂直下の道が悪く、ここを下りるのは嫌だねえ…ということで、ノルン水上スキー場に下ることにした。ここも登山道がわかり、道標もあちこちにある。どんどん下っていくとスキー場の山頂付近に出た。スキー場の人からアドバイスをもらい、スキー場脇の樹林を下った。思ったよりスキー場が大きく、なかなか着かない。スキーで下って行く人たちがうらやましく思えた頃にスキー場のレストハウスに着いた。スキー場からは水上駅へ無料シャトルバスが出ている。シャトルバスの時間までカフェテリアで飲んだくれ、さらに上越線で車内宴会で飲んだくれ、帰京。

 登山道もあり、無雪期なら1時間半程度で登れてしまう低山。ちょっと物足りないかもしれないなと思って取り付いたら、案外に変化に富んで登りごたえがあった。山頂からは天気がよければ上越の山々も見渡せるようだ。楽しい山行だった。

●山行メモ
・水上駅から仏岩トンネルまではタクシーで約3000円、所要20分程度。
・ノルン水上スキー場の無料シャトルバスは14時、16時、17時発。予約不要。乗車人数が多ければ増便するようだ。それぞれバスは上越線に乗り継ぐ時間が考慮されている。17時発に乗ったが、高崎行き17:39の上越線に乗れた。