中山尾根、ジョウゴ沢
2012年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー: 牛山、御手洗、西野、田中
日程:2013年1月12〜14日

12日:牛山車にて牛山、西野、御手洗で王子集合、8時半〜赤岳山荘駐車場(13時)〜赤岳鉱泉(15時)
中央道の笹子トンネル対面通行で通ることができたが、渋滞にはまり到着がかなり遅くなった。赤岳鉱泉に着いた後は、かろうじて隅っこに場所を見つけてテントを張り、速攻で宴会モード。豚キムチ鍋。良く飲んだ後、明日に備えて寝る。

13日:起床(3時15分)、赤岳鉱泉(5時50分)〜中山尾根取り付き(7時)〜稜線(10時45分〜11時)〜赤岳鉱泉(13時30分)
予定よりやや遅れて起床、ちょっと時間がかかったが暗いうちに出発。満天の星空が見えるいい天気。順調に登り、中山乗越からは歩きやすいトレースをたどる。雪はしまっていて歩き易かった。取り付きでちょうど明るくなる。先行パーティー2人組が既に準備をしていた。それをやり過ごして登攀開始。御手洗は今回がアイゼンで岩を登るのが初めてだったが、第一岸壁はなんとかクリア。雪稜を越えて第二岸壁。御手洗さんはだいぶ苦労したようだ。さらに草付きを登った後岩稜帯を越えて終了。ここも御手洗さんは苦労していたが、何とか登ってくれた。風をよけられる岩蔭でしばし休んで、地蔵尾根を下山。終始いい天気。尾根を下るときには中山尾根のルートに人が取り付いているのが見えて、ルートがよくわかった。
天場に着いた後、月曜予定のある西野は名残惜しそうに下山。入れ替わりに田中が入山した。
みんなでアイスキャンディーを3本ずつくらい登るが、アイスクライミング初めての御手洗さんは、怖がって0.3本×3くらいで終了。夜はポトフをいただく。

14日:起床(4時)、赤岳鉱泉(7時30分)〜ジョウゴ沢F2まで〜赤岳鉱泉(11時20分〜50分)〜赤岳山荘駐車場(13時)下山
朝起きたらテントに雪が当たるサラサラという音が聞こえた。天気予報通り悪天のようで、雪がばんばん降っている。南岸低気圧が来るということで、降雪も多く、風も強いらしい。朝食を食べ、赤岳主稜の予定だったがジョウゴ沢に変更し、明るくなってから行動開始。
雪が降る中出発し、先行者のトレースをたどる。アイスクライミング今回が初めてという御手洗さんのために、F1で練習。アイスキャンディーより簡単でしょ!続いてF2に移動、トップロープを張って何本か練習。時折スノーシャワーが落ちてくるような、激しい降雪。御手洗さんも最後は急傾斜部分を登りきることができた。寒いので早めに下りる。テントを撤収して下山。

実際には今回の山行はこの後が核心であった。赤岳山荘から車で下りて、温泉に浸かって3時頃出発。降雪はまだまだ強く、諏訪南インターまでの道のりがまるで北海道のような白い景色、時々どこが道なのかわからなくなる。南岸低気圧で東京でも大雪、中央道の他各地の高速道路が閉鎖中。国道20号は大渋滞らしい。仕方なく、できるだけ枝道を通り、20号を避けつつ東進するが、勝沼付近からは逃げ道がなく絶望的な渋滞に。このままでは帰れなくなるので、田中、御手洗は勝沼ぶどう郷駅から電車で帰京(20時)。牛山は車中泊後2時半に再出発、中央道は大月IC〜高井戸まで乗ったが、後はすべて下道でつくば帰宅が16時となった。たいへんな4連休になってしまった。