阿弥陀岳北西稜
2012年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー:牛山、植田
日程:2013年1月5〜6日

5日:7時半 流山〜10時 赤岳山荘駐車場〜12時半 北西稜取り付き付近C1〜偵察とラッセル
予定よりやや遅れて出発。北西稜取り付きらしきところにトレースがあったので、そこから入っ他平らなところにテントを張る。その後、明日に備えて偵察+ラッセルしておくためにわかんをつけて尾根を登る。トレースは30mくらいで終わっていたが、そのまま登っていくと尾根を右から取り付く感じになった。正しくは左から取り付くのだろうと思うが、トレースに騙された。特に問題はなかったが。

6日:5時50分 C1〜8時 核心1ピッチ目登攀開始〜12時−12時半 阿弥陀岳頂上〜13時 行者小屋〜13時半−14時 C1〜15時 赤岳山荘駐車場、下山
暗いうちにテントを出て、下弦の月に向かって前日のトレースをたどって登る。トレースは「露岩」まで、そこからさらに痩せてきた尾根をたどる。樹林限界を越えたあたりの「小ピーク」で風が強くなる。II級3ピッチ、ロープを出したほうが良いとガイドブックには書かれているが、ノーロープで進む。1箇所ちょっと微妙なところがあった。ペツルボルト2本が打たれたビレイ点から核心部に入るため、ロープを付ける。植田君1ピッチ目をリードしてもらうが、岩の露出が多いルンゼを登り、2ピッチ目の終了点まで抜けてくれたので時間短縮になった。しかし、この部分は風が強く、寒くて指の感覚がなくりそうだったとのこと。本来の3ピッチ目は簡単なトラバース。本来の4ピッチ目はA0の連続で抜けた。あとは、良く冷えた雪面を歩いて、阿弥陀岳を乗越して下山した。天気良く、富士山が大きく見えた。

テント出発から阿弥陀岳まで約6時間で抜けることができ、順調に登ることができた。と思ったら、すぐ後ろからガイドと思われる2人パーティが上がってきた。8時に赤岳鉱泉を出たという。早!。我々もまだまだですね。


最終ピッチ


阿弥陀岳頂上