尾瀬燧ケ岳
2011年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
ルート: 桧枝岐⇒七入→1418m→東ノ田代→熊沢田代→七入→桧枝岐 メンバー:錦織良、佐々木、樽木、中島
日程:2012年3月17〜20日
記録
昨年2月、会津駒ヶ岳から見た燧ケ岳は素晴らしかった。秀峰燧ケ岳への思いは募り、後期高齢者を含む4名でのスキー登山の計画が整った。

H24.3.17
東北道⇒那須塩原=桧枝岐11:00
佐々木さんの車にて中島さん樽木さん、最後に錦織をピックアップし東北道を北上、西那須野から那須塩原を経て桧枝岐へ到着。天気予報通り雨・・・。雨の雪道を歩くには若さも根性も持ち合わせなく、民宿に入り昼飯から地酒と温泉浸り。

H24.3.18
桧枝岐8:30〜七入8:45〜国道1418m?平14:00
桧枝岐の村はずれで除雪は終了。歩き始めようとすると、七入まで地元のガイド「楽」の方々にスノーモービルで曳いたゴムボート乗せてもらえることになった。15分で七入着、シールを装着し国道を歩き始める。つづら折りの国道を2〜3度ショートカットし1418m付近から?平に入り込み、水の取れる小さな沢を超えてテントを張る。雪をかなり掘り込み、苦労したが水を取ることができた。時間も早いので、時折小雨の降る中明日の偵察を兼ねて近辺を散策。沼山峠への道路まで歩き、御池まで足を伸ばす。テントに戻り地酒の残りとウイスキーで昨日の続き。

H24.3.19
?平6:00〜メラッパシ田代〜東ノ田代〜熊沢田代10:45〜?平13:00〜七入15:00〜桧枝岐16:00
夜12時頃トイレに起きるとサラサラと雪が降っている。6:00新雪が10〜20cm積もり、チラチラ降る雪の中テントを出発。昨日の沼山峠への道路を横切り、モーカケ沢の左岸をラッセルしながら登る。メラッパシ田代の西端を辿り、東ノ田代までは急な登りをジグを切って登ることになる。東ノ田代を横切り熊沢田代への沢を辿り、途中から右の斜面を登り熊沢田代へ上がる。熊沢田代では吹雪!風が強く厳冬の冬山さながらで前を行く佐々木さんのトレースもすぐに消えてしまう。熊沢田代の南端2000m付近を今回の最高到達地点とし、シールをはずして少し休んでから積雪30〜40pの沢沿いを滑降開始。東ノ田代から振り返ると風雪の中燧ケ岳の山頂が一瞬顔を見せてくれた。?平のテントに13:00着。テントを撤収し14:00出発。七入までは国道を忠実にスキーで快適に滑り降りるものの、七入からはひたすらスキーを漕ぎながら、歩きながら桧枝岐へ到着。民宿で温泉と地酒にまったりし、翌日の駒ヶ岳登山予定はアッサリ中止することにし、翌朝帰路に就いた。

(錦織:記)
ゴムボートで快適に出発

熊沢田代にて

最高点2000m付近

東ノ田代から燧ケ岳