赤谷越えにて
少し休んで出発、尾根伝いに1073mの地点を過ぎてヨシガ沢山(1117m)通過が11:20である。視界不良のため、一時道を外すが、すぐにまい戻る。
ヨシガ沢山
小雪の舞う中、楽しげに
やや下っては登り、鉄塔の下で休憩する。この時はちょうど昼くらいであった。鉄塔地点の高さは1130m程度。
この後、約1時間程度歩き、近くに適当と思われる雪庇があり、雪洞を掘ることにする。
雪庇は進行方向右側、つまり阿能川側に出ている。鍋クウシ山(1314m)のずっと手前であり、高さ的には1200m弱か?
掘っていたら、途中から雪が固くなり、さらに続けると土が出てきた。この辺り、何処まで行ってもあまり変わらないと判断し、半雪洞にすることにし、ツェルト2枚を被せ、5人のスペースを作る。
雪洞作り
これは朝の写真
内部
15:30頃に中に入る。広々として思ったほど寒くなく快適に過ごすことが出来た。例により宴会となり、四方山話に花が咲く。夕食は横山がすべて自宅で準備し、鍋に入れるだけにしてきてくれたすき焼きであり、団欒を盛り上げた。
20時就寝となる。
19日
5時起床、前夜は星がよく見え、快晴の兆し。確かに昨日に比べるとよく晴れてくれて、視界も良好。朝食は生うどんである。やはり生は美味しい。先に下りる澤田さんを見送り、荷を軽くして、踏み跡がない道をスノーシューで快適に行く。視界が良いせいか心地よい。
出発は7:30。皆、楽しんで歩いていた。大体1時間程度ごとに休憩する。鍋クウシ山(1314m)、天子山(1399m)を過ぎ、黒檜の茂る、本来は岩峰帯であろう悪場に入る。当然雪が付いているが一か所だけロープを出す。ほとんど数メートルの下りであった。
雪洞を出てすぐのところ、はしゃぐ横山
快適な尾根を楽しむ田中と野口
先頭のラッセル
僕の前に道はない
バックもよい
登る途中、ここの右の下りでロープを出す
遠くに見えるは浅間山か
結局、10:30、三岩山(1568m)の手前を最高到達点とする。高度は1500m弱。
引き返した地点、バックが三岩山方面
休憩後、戻り始める。下りは早い。泊った地点に11:30に到着、ココアを飲み、澤田さんから戴いたリンゴを食べて、のんびりと12:15に出発する。
赤谷越えにてスノーシューを外し、13:10に出発したら15分ほどで車の位置に着いてしまった。澤田さんは既に到着していた。
その後、仏岩温泉鈴森の湯につかり、16:に澤田、田中、野口の組と横山、小野寺の組が別々の車に分乗して出発、小野寺は20:過ぎに帰宅した。
以上
(今回は往復で自宅に横山運転手の送り迎えを受けた。いつもはしませんよ、と言っていたが感謝感謝感謝)