水上・スルス岩
2011年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー:久留島、西野、植田、田仲
日程:2011年2月11日

2月11日(土) 晴
前夜、水上駅泊。夜中は雪が降り続く。
7:20 出発。駅北側の踏切を渡り、南に進む車道へ。すぐトレースが無くなり、スノーシューをつける。車道が下りになる手前で左の林道へ。
7:45 尾根末端から取り付く。30mほどで、林道に再びでる。真上に足場が組まれているが急で藪があるので林道を10m右に行った斜面から尾根に上がる。少し急。尾根上からは水上の町が見える。
8:30 690mピーク。ここまでは足元までしかなかった雪が、ここを境にやや増える。それでも最後まで膝下。風があり、やや寒い。コルで谷川岳パーティーと定時交信を試みるがつながらず。
10:30 992mピーク。鉄塔があり、送電線が下りの尾根上まで延びている。山頂までの展望が一気に開ける。風もなくなり、穏やかに晴れ渡る。
コルで谷川岳パーティーと定時交信。今度は、微かに入る。天神尾根上は腰〜胸のラッセルとのこと。
11:15 2つ目の鉄塔。大きく雪庇が張り出しており、左に回りこんで越える。尾根上はハイキングのような傾斜と歩きやすい雪質がずっと続く。快適。
12:05 スルス岩山頂。1100m。自然保護の看板が1枚あるだけの、静かでとても素敵な山頂だ。
少し戻ったところから、湯檜曽駅に向けて北側の尾根を下る。最初は尾根が広く傾斜のある斜面でわかりづらい。右の尾根に導かれそうになり、すぐに左に軌道修正。50m下り傾斜の落ちたところで、尾根もはっきりする。13:00の交信。谷川パーティーも下山開始ということで、降りたら車に乗せてもらえることになる。
13:15 鉄塔(920m)。抜群の眺望。ガスが無ければ、谷川岳が目の前に大きく見えるはず。写真をいっぱいとる。
880m地点から駅に直接降りる尾根も下れるだろうが、傾斜がきついので見送り右へ。
650m地点で尾根を離れ、斜面をシリセードを交えて林道に降りる。
14:50 湯檜曽駅で谷川岳パーティーと合流。

水上からすぐ上がれ、展望もよく、冬山らしさもある。何より、他パーティーに会う心配が無く自分たちの山行ができる。のんびり冬山ハイキングがしたい人に、また、豪雪で谷川だとややきついという時にお勧め。
記、久留島