タカマタギ
2011年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー:横山、西野、野口、植田、澤田、石森(会友)
日程:2011年1月28日〜29日

1月28日 土樽 雪
横山 西野 植田 南浦和に6時集合 横山車にて土樽へ出発澤田 石森は 前日 車にて越後湯沢へ 野口は電車で土樽へ。横山車は関越で事故渋滞、チェーン規制にはまり10時40分に越後湯沢に到着 野口も大雪のため水上から先在来線不通の為高崎より新幹線で越後湯沢に到着 その後岩原の澤田と合流横山車も越後湯沢駅で石森と合流後、岩原で待機していた澤田野口と合流し全員で土樽駅へ湯沢の町や土樽の集落はかなりの積雪である。
駅で身支度を整え12時に駅を出発する。除雪された車道を通り毛渡橋を渡っていよいよ登山開始 いきなり腰のラッセル。到着時間が大幅に遅れたためと腰までのラッセルに苦しめられ今日中に尾根に取りつくのが厳しくなってきたルートは毛渡沢にかかる関越道と上越線の陸橋下お通りながら樹林の中の林道上腰までのラッセルは久しぶりだ 最近の暖冬でこの時期でもこれほどの積雪は珍しくなってきた。
今回は雪洞泊の計画なので雪洞適地を探しながら進んでいく14時を回った辺りから本格的に探しつつ林道と思われる場所の谷側の斜面に適地を見つけそこを本日の泊り場とする。5本のスコップを使い約2時間で6人用雪洞が完成 この時は立派なのが出来たと思っていたが・・・
夕食の鍋とうどんを食しながら各自持参の酒を飲む チュウハイやら芋焼酎やら日本酒やらワインやらいろいろ。8時ごろ就寝

1月29日 土樽 雪
夜中にトイレに出たときに大分天井が下がってきていたが4時頃目が覚めると野口の上の天井がほとんど落ちかけていた 何回か突付いて起してみるが反応無し なんとか出発までもってくれと祈りながら放置することにする
5時の起床時間を迎え皆起きだす 朝食の雑炊を食べ茶を飲み7時過ぎに雪洞を後にする 潰れづにもなんとかもってくれた
昨日に引き続き植田のスノーシュが不調 というか両足ともバンドが全て経年劣化で切れているのでいかんともし難い。澤田OBよりかりたバンドや細引きで括りながらのラッセルである 装備の点検の重要さを感じた
今日も腰から胸近いラッセルで尾根の取りつきもまだ先のようで雪も激しく降ったり小止みになったりで回復の兆しも見られない。途中尾根の取りつきらしい場所に赤布を見つけるも林道上を進む 地形的に尾根末端を思われる場所に到着  すこしもどり明瞭で傾斜の浅い場所から取りつくことにする。いささかルートの確信がもてずにいたがラッセル訓練と頭を切り替え上へ上へと進む 平地に比べ少しでは有るが展望もきき気分も良くなる。 時間的にまだ余裕があるが胸を突くラッセルと回復しない天候に心情的にもう十分やった感が芽生えだし送電線の鉄塔にて敗退することにする。 9時であった下りは早いもので1時間で車道に到着  そのままだらだらと土樽駅にもどる。 10時車道着
駅周辺でビーコン訓練と雪質、弱層テストをする予定であったが駅に着いたあたりから降雪が激しく風も強まってきた。 訓練をするには少し条件が悪すぎるということで中止にし、各自荷物整理をし天井まで埋まった車を引っぱり出して早々撤収  岩原の温泉で汗を流し山行を終了した
記 横山