会津 駒ケ岳
2010年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー:錦織良

日程:2011年2月11〜13日

ルート: 桧枝岐温泉スキー場→駒ノ小屋→会津駒ケ岳→往路下山

記録
冬の尾瀬・燧ケ岳・至仏山へ行ってみたい。そんな思いはあるものの冬に入ったことが無く、アプローチが長くなりそうでいまいち気後れしていた。でも近くの会津駒なら桧枝岐スキー場まで車で入れるしルートも短そう。テナわけで単身登る事にした。

H23.2.19
桧枝岐11:00〜尾根12:40〜ツェルト1900m付近16:00
自宅を車で6時頃出発。東北道西那須野塩原から会津田島を経て桧枝岐へ、3時間くらいで着けると考えていたが前日の雨が凍結してノロノロ運転の4時間以上も掛かってしまった。会津駒ケ岳登山口の近くの野球場に車を止め11時ごろからスノーシューで歩き始める。天気は雲ひとつ無い快晴で温かい。歩き始めて10分もしないうちに汗が吹き出てくる。ルートは先行パーテーのトレースを辿り、上の沢に入ってから尾根に突き上げる。尾根に出てからは急な登りは無いものの樹林の中をひたすら登る。先行パーテーはスノーシューとスキーの跡があるがシール登行が快適そうだ。4時頃スノーシューのトレースが終わったところで行動を中止し1900m付近の樹林の中にツェルトを張る。夜は風も無く星と満月が辺りを明るく照らしてくれた。

H23.2.20 
ツェルト6:00〜駒の小屋6:50〜会津駒ケ岳山頂7:20〜ツェルト8:15〜桧枝岐10:45
無風快晴気温マイナス8度、沈み行く満月と登る朝日に照らされ快適にスノーシューで登る。スノーシューで20センチくらいの沈み込み、2000m付近まで来ると樹林は無くなりのっぺりとした稜線と山頂が望める。平らな稜線上に自分だけのトレースを付けて一直線に登ると雪に埋もれた駒の小屋に到着。燧ケ岳、至仏山が正面に見え駒ケ岳山頂はすぐ目の前、ところどころクラストした雪面もスノーシューの歯を利かせて快適に登り7:20山頂到着。山頂からは360°の展望。山頂標識は40センチほど頭が出ているだけだった。写真を撮り時間は早いが下山することとした。途中ツェルトを撤収し下って行くと何人かの登山者と行き逢うが皆スキーを担ぐかシール登行、やはりここは山スキーの領域だと感じる。ただし今日の好天は雪が腐りスキーヤーにとっては残念な雪のようだ。夜は寒かったけれど好天に恵まれ快適な冬山単独行が楽しめました。

駒の小屋からの燧ケ岳・至仏山

駒の小屋からの会津駒ケ岳山頂

会津駒ケ岳山頂標識