八ヶ岳 赤岳主稜、ジョウゴ沢
2010年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー:牛山、田中、野口、長坂、植田

日程:2011年1月8〜10日

8日:例によって夜勤明けの植田君に合わせて八王子11時半集合、美濃戸口1時半、青春18きっぷで来ていた田中野口を拾って、赤岳山荘駐車場に上がる。4時頃赤岳鉱泉に着き、テントを2張張る。

9日:4時半起床、6時20分発。牛山、長坂、植田で赤岳主稜へ。行者小屋を越えてしばらく登ったところでアイゼンを付ける。文三郎尾根に入ると風が強くなる。次々にパーティーが下りてくる。一人に聞くと、主稜に行こうと思ったが、視界が悪いのでやめたとのこと。取り付きの横まで来ると、風がかなり強く、視界も悪い。しかし、何とか取り付きの小さなルンゼが見える。ロープ操作をしているパーティーを横目に、ルンゼを下りて取り付きへ。思ったより急斜面で固い雪面だった。8時頃から登り始める。強風で寒いが、登攀に支障なし。あまり条件が悪ければ2ピッチくらいで下りようかとも考えたが、特に問題ないので先へ進む。順調に3ピッチ登り、コンテを交えて進む。4ピッチ目ルートが分からなくなり、少し戻ってから登る。5か6ピッチ目あたりが第2の核心か。この辺りで上部からごうごううなる暴風の音が聞こえて緊迫した。しかし、もはや引き返すより登った方が早そうだ。さらに3ピッチほどで縦走路に出る。しかし、ここが最も風が強く、とても歩けないのでスタカットのまま時々這って進む。赤岳頂上小屋横でロープを1本仕舞って、ロープ1本に3人連なってコンテで進む。13時20分?赤岳頂上は写真を1枚撮って通過。下りはそれほど風が強くなく、あっと言う間に取り付き横に着く。この時間はだいぶ風が弱まっていて、少し休む。中山の峠で、散策していた田中君たちに会い、一緒にテントに戻る。夜はカレー。たくさん飲んだ。

10日:5時半起床、明るくなった7時半発。全員でジョウゴ沢へ。快晴。F1でしばらく練習し、上が空いたようなのでF2に移動。なぜか貸し切りになっていたので、トップロープで全員3回以上登り、堪能した。1時頃にはテントに戻り、テントを撤収し、赤岳山荘駐車場に下山。3時半。