立山スキー初滑り
2010年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー:佐々木正人・佐々木満喜与・錦織良・中島忠男・小杉右紀子

日程:2010年11月20〜23日

ルート: 扇沢→黒四ダム→室堂→雷鳥沢ベース→別山乗越→一ノ越→他→室堂→黒四ダム→扇沢

記録
佐々木君から新雪のフカフカ雪を滑りに行こう!との提案。中島さんの春からの構想もあり立山へ行く事になる。メンバーは昭和OB4人に満喜与君の職場の同僚を加えて5名。佐々木君の車と中島さんの車2台に分乗して立山へ。

H22.11.20 
扇沢→黒四ダム→立山室堂〜雷鳥沢 13:00頃
佐々木君の車とは扇沢で落ち合うことにし、中島さんと錦織は八王子駅で待ち合わせ中島さんの車で中央道へ。途中チョットした忘れ物を取りに戻るがたいした遅れも無く運転を交代しながら扇沢着。扇沢の駐車場は自家用車でいっぱい、舗装の駐車スペースは満員で砂利の駐車場に停める。仮眠の準備をしていると隣に偶然佐々木君の車が到着。少し飲んで仮眠し、8時半の始発バスに乗り込む。バスは、スキー&ボードのお客で超満員、この時期立山がこれほど人気とは知りませんでした。室堂はピーカン!白い新雪と真っ青な空とスキー客と中国韓国の観光客??今は5月の連休か・・・??雷鳥沢までシール徒行で一時間ほど歩く。テントを張ってトイレを作ったら夜行ドライブの疲れもあり滑りに行く気力は萎え、アルコールタイムへ突入。

H22.11.21
雷鳥沢→別山乗越→雷鳥沢
昨日に続き天気はピーカン。シールをつけて別山乗越へ向かう。スキーヤー、ボーダー、スノーシュー、アイゼン、様々な登山者が思い思いのルートで乗越へ登って行く。稜線直下は岩も出てきて傾斜も強くなりスキーを担いで歩く。乗越は風が強いが新雪を被った剣岳とそれに続く八つ峰が素晴らしい。剣沢へ下るスキーヤーもいて我々も予定はしていたもののここまで4時間ほどかけて登るだけで精一杯。雷鳥沢へ向けて滑降する事にする。上部のガレ場を少し下りて昼食を取り、滑り始める。雪の状態は好天もあり結構重い、皆さんは快調にスキーを滑らせ(板だけ滑らせた人もいましたが。)る後を錦織は遅れながら付いてゆくことで精一杯。テントに着くとさすがの好天も下り坂になり雪雲が空を覆ってきた。時間は早いが高級ウイスキーも十分あるので・・・!!夕方から雪が降り始める。今回のテントは小野寺さんから現役会員への寄贈品。2〜3度使用したとの事だがゴアテックス製で快適!内側には一滴の水も付かなかった。

H22.11.22
雷鳥沢→一ノ越→雷鳥沢
雪は一晩中さらさらとテントを叩き5センチほど積もる。見通しは悪いが時折雪もやむので一ノ越へ向かう。一ノ越へは登山者も多く、途中竹竿に赤布もあり迷うことなく、新雪の中シール登行2〜3時間ほどで着く。当初予定していた御山谷はまだ石が露出していて滑れる状態ではない。天気が回復し少し見通しが良くなったところで雷鳥沢へ下る。滑り始めは石を避けて雪を拾っての滑りだがすぐに新雪の斜面へ突入する。深い雪にスキーを取られながらも快適に滑りテントへ着。雪はさほどの降りではないが行動は止めにし、テントの修正とトイレの作り直しで今日の行動はオシマイ。テントの中で濡れたヤッケなどを乾かし早めのアルコールタイム。

H.11.23
雷鳥沢→室堂→扇沢
雪は10センチほど積もっていた。雪は止んでいるが視界は悪い、テントをたたみ8時頃シールをつけて歩き始めるアルコールと食糧が減った分背中が軽い。室堂は来たときほどの混雑は無く、ゆったりと扇沢へバスを乗り継ぐことが出来た。途中大町温泉郷の少し手前の上原温泉で汗を流し、地元の蕎麦を食し帰路についた。

PS:11月30日室堂大谷付近で新雪雪崩により2名死亡のニュース。新雪雪崩には気をつけましょう。 (記:錦織)


室堂から別山


雷鳥沢テント村


中島さんを中心に