谷川岳一ノ倉沢一ノ沢二ノ沢中間稜
2006年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
期間:2007年02月17〜02月18日
メンバー:牛山、他1名

日程:
2月17日(土)【快晴→曇】

(3:00)起床―登山指導センター(4:20)―一の倉沢出会い(5:20)―
一二の中間稜取り付き(6:00)―岩峰(13:20)―オキの耳(17:50)―谷川岳頂上小屋(18:20)

金曜夜に土合駅に入り就寝。
駅から指導センターに移動し、車を置いて出発。
暖冬のせいか雪がとても少なく、所々道路面が出ている。
一の倉沢出会いまではトレースをたどる。
一の倉沢入り口の滝が水が流れていたので、ここでアイゼンをつけて横を越える。
左側のこんもりした森から中間稜にとりつき、藪尾根を登る途中で日が昇る。
7年前来たときに泊まったコルは、雪の状態が悪そうだったので立ち木を使って5m懸垂。
その後急斜面の木登り。木がなくなってきて草付きダブルアックスとなったところでロープをつける。
5ピッチ登り岩峰に着く。ここから核心。
まず15mナイフリッジを下るが、最初覗き込んだときあまりに悪そうで驚く。
岩稜15mを越えると、さらにやせたナイフリッジ。
所々馬乗りになって進むが、登りの場合馬乗りで進むのは大変だ。下りは徐々にずらしていけば簡単だが。
さらにやせ尾根15m程度で核心部が終わる。ここから高度差300mの雪庇の出ている雪稜をひたすら登る。
斜度もあり気が抜けない。一度びきびき音がして亀裂が入って怖かった。
雪庇に対して垂直の向きに走ったのは不思議だった。
6時前何とか暗くなる前に稜線に出ることができた。頂上の小屋はきれいで快適。

2月18日(日)【雪】

(5:00)起床―(7:20)小屋発―(8:20)谷川岳ロープウェー天神平駅下山

雪が降るが視界は50m程度ある天気の中天神尾根を下る。
雪が重く歩きにくいところもあるが、トレースもあり1時間でスキー場に着いた。

感想:中間稜核心部は予想以上に悪かった。暖冬で雪が少ないせいなのか、
それともいつもそんなものなのか。
軟雪のナイフリッジを馬乗りで登るのは怖いし難しかった。

核心手前の急登


核心ナイフリッジ


核心ナイフリッジ