横瀬川水系 生川小持沢
2025年度山行報告(C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーNN
期間:2025年7月6日(日)


一の鳥居8:30…入渓点9:00…3段20m滝9:40…三俣10:45…二俣11:10…小持山12:35(12:45出発)…一の鳥居14:10…横瀬駅15:20

6月下旬から酷暑が続き、7月に入ってからも連日暑い。
涼を求めて向かったのは武甲山の山麓。小持山に端を発する小持沢を遡行することにした。単独なので登攀困難な滝がなく、あっても巻道が分かりやすそうなところを…とネットの記録を検索し、行ってみることにした。

西武線特急で横瀬駅に8:09着。横瀬駅から一の鳥居まではバスの路線がなく、タクシーを利用するか2時間近く歩くかの二択だが、駅からすぐのところにタクシー会社があり、1台停車していたので声をかけたらすぐに乗せてもらえた。ありがたい。10分ほどで一の鳥居に到着し、身支度を整えてスタート。
登山道を少し進み、沢に入る。堰堤をふたつ過ぎ、道路の下をふたつくぐる。…おかしいな、調べた記録にそんなところはなかったぞ…とGPSを確認したら、大持沢に入ってしまっているではないか。慌てて来た道を戻り、林道を進んで小持沢に入り直す。 堰堤がふたつ続くが、いずれも右岸から簡単に巻き、入渓。歩き始めてすぐに小滝が現れ、連続する。暑いのでできる限り水流沿いを進むようにする。水量が若干多めで、だいぶ水を浴びる。気持ちいい。

積み上がった岩から流れ落ちる滝
倒木の奥、大岩の滝5mは流れが激しすぎて全く登れる気がしないので大岩の右側から巻く。そこからすぐに10mナメ滝。赤っぽいだんだら模様の岩、傾斜はそれほどないが水量がやや多くいかにも滑りそうなのでおとなしく右の岩から巻く。軟弱で悲しいが、一人で歩いて怪我はしたくないのだ。

大岩の滝。倒木の奥に激しい流れの滝があった

10mナメ滝。通常は水流沿いか右端が登られているようだ
赤い岩の滝を過ぎるとほどなく、この沢のハイライト、3段20mの滝だ。最下段の数メートルを上り、右から巻く。下から見ると中段まではなんとか登れそうに見えるが、落口から見ると、奥に隠れた最上段が難しそうだった。

3段20m滝。見えているのは下2段、奥に小さく見えているのが最上段
3段20m滝を過ぎても小滝がときどき現れて楽しい。苔の森が美しく、ところどころで赤い岩や紫の岩が現れる。 10:45三俣到着。休憩している2人組のパーティがいて驚く。真ん中の沢を進む。引き続き小滝が現れる。あいかわらず苔が美しく、岩が綺麗。

登れる小滝が多く、楽しい

三俣。人が登っているのが真ん中の沢
11:10二俣到着。小持山山頂を目指し、左の沢を進む。進み始めてほどなく水が枯れ、苔むした岩が連なる沢地形を登っていく。だいぶ傾斜があり、岩が脆いところやガレた箇所があり、なかなかきつい。途中、真っ青な苔の壁が現れる。「緑一色(リューイーソー)」と呼ばれる名所らしい。
登っていくにつれ、落ち葉の溜まった急斜面になり、キックステップをしながら、立木を掴みながら登っていく。沢地形を忠実に詰めあがり、小持山山頂に到着。ハイカーが数名いて「どこから登ってきたの!」と驚かれた。沢を詰めてきたのだというと、「ここが源流なんだー」と嬉しそうに写真を撮っていた。

小持山山頂。ハエが多かった
登山道で下山。シラジクボまで稜線を進み、持山寺跡分岐を経由して一の鳥居へ。思ったより早く辿り着いたので、タクシー代を節約するために横瀬駅まで歩くことにしたが、1時間の舗装路歩き、本当に暑かった。沢で濡れたウエアやザックがしっかり乾いた。

横瀬駅への舗装路、道中にセメント工場が点在