大菩薩 多摩川水系 小菅川本谷
2023年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーNN(記録)、NK、SM
日程:2023年7月6日(木)


山行タイム: 白糸の滝駐車場9:35…林道終点10:25…二俣13:25…奥の二俣14:15…登山道1710m地点15:30…白糸の滝駐車場17:15

今シーズン最初の沢登り、ルート集で「初級者向けの好ルート」とあり、気持ちよく歩けるのではないかと計画を立てた。
小菅村から大菩薩峠へ向かう登山道の「日向沢登山口」から入渓点を目指すのだが、林道終点まで車で入る予定が、林道で落石があり、白糸の滝の駐車場までしか入れないことに当日の朝、気付く。
白糸の滝駐車場で身支度を整え、スタートの白糸の滝駐車場から林道終点までは45分ほどの道のり。一応木陰で多少涼しい、でも道のりが長い。林道終点から、釣り人への注意看板を目印に踏み跡をたどり、入渓。
入渓してすぐ、堰堤がある。ルート集の遡行図を勘違いして「右側に巻き道がある」と思い込んで登ってしまったが、巻き道はなく、だいぶ詰め上がってしまって、懸垂下降1ピッチで沢に下る。懸垂下降で難儀して、堰堤を越えるのに1時間近くかかってしまった。改めてルート集や他者の遡行記録を見直したところ、正解は「左側に巻き道」だった。
気を取り直してスタート。前半はゴーロ帯。水流の脇の歩きやすいところを選んでどんどん進む。朽ちた小屋を過ぎ、二俣の手前あたりから滝が現れるようになった。大半の滝には歩きやすい巻き道がつけられている。登れる滝は少し水を浴びながら水流を登る。二俣を過ぎ、この沢最大の滝となる12m滝は右側の岩場を登る。NKが先行して登り、お助け紐を出してくれた。申し訳ない。
奥の二俣を右に進むが、ゴーロのあいまに小滝が次々現れる。標高1700m付近で山道が交差する。ピンクのテープが目印。歩きやすい山道をたどり、15分ほどで登山道に出た。ヘルメットや登攀具をしまい、歩きやすい登山道をひたすら下って、林道に出て、白糸の滝駐車場を目指した。


6×8m滝、水流左側が簡単に登れた


登れる滝が連続する


7m滝、右側の壁が階段状に登れた


12m滝、右側の岩場を登った