箒川鹿股川 桜沢/スッカン沢
2022年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーNN(記録)、NK
期間:2022年6月26日(日)


山行タイム:
道の駅たかはら8:30…スッカン沢入渓点9:30…スッカン沢終了点11:20…桜沢入渓点12:20…県道56号線14:50…道の駅たかはら15:20

梅雨の晴れ間を狙い、沢登りに出掛けた。
那須塩原・箒川の支流、鹿股川上流に位置するスッカン沢と桜沢。スッカン沢は青白い水の色が美しく、桜沢はナメと滝で変化に富んだ沢。どちらも沢沿いに遊歩道が設けられている。
山の駅たかはらから、前山八方ケ原遊歩道を進み、入渓点となるスッカン沢/桜沢の二俣を目指す。遊歩道は桜沢に並行するようにつけられていて、途中で雷霆の滝が眺められる。雷霆の吊橋を渡り、咆哮霹靂の滝を過ぎてほどなく入渓点へ。登攀具を装着し、まずはスッカン沢を遡行。
青白い水の色が美しい。柱状節理の岩壁を過ぎて少し進むと雄飛の滝。10m程度と規模は小さいが水流が豪快すぎる。ここは左岸の踏み跡(最初が少し分かりづらかった)をたどって遊歩道に出る。展望台に、スッカン沢の名前の由来などが書かれた解説板あり。
沢すじに戻り、しばらく進むと仁三郎の滝。登ろうとしたが足が上がらず、岩もぬめって不安すぎるので遊歩道から巻き、再び沢に戻る。スッカンブルーの水を満喫し、ゴルジュから沢が開けてきたところで遡行終了。左岸を少し登って遊歩道に出て、二俣に戻る。
咆哮霹靂の滝の看板のあるところから、桜沢の遡行を開始。左の水量の多い沢が霹靂の滝、右の水流の少ない沢が咆哮の滝。霹靂の滝には大人数のパーティが取り付いていた。こちらは咆哮の滝を進む。階段状だが段が細かく、一応ロープをつける。30mロープいっぱい、途中のテラスで一度ピッチを切る。上段は階段状でガバも豊富、さっくりと登った。
咆哮の滝から先は美しいナメが続き癒される。しばらく進み、雷霆の吊橋の下をくぐるとほどなく雷霆の滝。左側の水量の多いところを、大人数のパーティが取り付いていた。ロープをつけ、登りやすそうな右側の細い水流沿いへ。思ったより水量が多いのと、コケがフカフカなので難儀するも、なんとか登り切る。水を浴びまくって寒い。
その後も登れる小滝をちょこちょこと登り、ゴーロ帯になってしばらくすると、おしらじの滝に到着。滝じたいの水流はないが、エメラルドブルーの滝壺が美しすぎる。観光客が何人も訪れていた。遊歩道を登って県道に出て、山の駅たかはらへ戻った。


柱状節理の岩壁


スッカンブルーの青白い水が美しかった


霹靂の滝。他のパーティが取り付いていた




美しいナメが続く


雷霆の滝を登る。だいぶ水を浴びた


おしらじの滝