相模川水系 葛野川釜入沢
2022年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーNN(記録)、NK、SM
期間:2022年6月9日(木)


山行タイム:

小金沢公園駐車場8:45…釜入橋9:00…入渓点9:30…二俣10:20…3段13mの滝11:00…作業道13:00…釜入橋15:00…小金沢公園駐車場15:15

今シーズンの沢始め、どこに行こうかと考え、訪れたことのない大菩薩前衛の沢を計画した。ルート集にあった「知られざる沢」のキャッチフレーズに惹かれ、行程は短めで登れる滝が連続するというのも魅力的だと思った。
釜入橋に近い深城ダムの駐車場に集合したが「登山や沢登りの人は小金沢公園かダム展望台の駐車場を利用するように」と貼り紙があり、小金沢公園の駐車場に移動。広くてきれいなトイレもあった。
駐車場を出発し、15分ほど歩いて釜入橋へ。右岸の階段を上り、階段が終わったあたりから踏み跡をたどり入渓。最後がなかなかの急坂でいきなり心が折れかける。
沢に入ってからは苔むした岩、歩きやすい渓流が続く。水はそれほど冷たくなく、心地よい。710mの二俣から左俣に進むと登れる小滝がどんどん現れる。楽しい。3段13mの滝がハイライト。1段目は簡単に右側を登り、2段目も滝の右側を登る。ホールド、スタンスがやや細かく嫌らしい、慎重に進む。3段目は右も左も登れそうだが、今日は左は水しぶき多めだったので右を登る。ホールド、スタンスともに大きく豊富。2段目と3段目は念のためロープを出した。
その後も登れる小滝が続き、1100mあたりを越えると傾斜が一気に急になった。水が枯れた沢を詰め上がり、作業道に出た。10分ほど進んで南西尾根にとりつき、踏み跡をたどって下る。尾根は顕著で、踏み跡もわりとしっかりしていたが、最後にダム沿いの道路に出るあたりが分かりづらかった。階段を下ってダム沿いの舗装道路に出て、小金沢公園の駐車場に戻った。
心配された天気もとりあえず、道中に雨が降ることもなく、最後まで快適に歩くことができた。素敵な沢はじめになってよかった。

●駐車場
釜入橋を渡ってすぐのところの駐車場は、沢登りや登山の人は駐車禁止。小金沢公園か、深城ダム展望愛の駐車場に停めるように貼り紙があった。小金沢公園の駐車場は広くてきれいなトイレあり。あとで地元の人たちに聞いたところ、ダム展望台の駐車場に停めてダムの上を歩いてくればよかったらしい。


前半はなだらかで苔むした岩の美しい渓谷


登れる小滝が続き楽しい


3段13mの滝。2段目がやや嫌らしかった


後半の4mY字滝。登りはじめがやや悪かった


トイ状4m滝