2m滝もなんのその,身が軽いM先輩は果敢に左から突破していく。水しぶきが心地よい。
大岩手前の開けたところでちょっと休憩。
下界は今日も猛暑だろうなと思いながら行動食の交換会。私の持ってきたチョコパイは暑さのため,ぐにゃぐにゃと化していた。すみません。
緩やかな流れはまだまだ続く。大岩の先,左右が高いコンクリートの壁となり,堰堤が現れた。右から越えられそうにも見えるが,向こう側がわからないし,ロープが欲しい。でも泥だらけになるのはイヤだし,とあっさり林道へ回避。堰堤の少し先に沢へ降りる道があった。草木には棘があるので要注意です。
抜けるような青空が眩しい。
小滝とナメの連続,2段3mの小滝を超えると前方上部に橋が見えた。これが山ノ神橋のようだ。ここで,いったん沢から離れる。
上がったところは,何か小屋の跡らしい。
さあ,この後は矢沢の上流域に入る。
矢九郎橋の先から再び入渓。すぐに2mほどの堰堤にぶつかる。戻って林道へ回避しようと思った矢先,K先輩が堰堤左脇に抜けられそうなヤブの小道を発見。突進していく先輩2人に続いてヤブコギの訓練となる。それにしても棘が痛い。指先まで被う手袋がほしいところ。無事に堰堤を乗り越えた。小さな釜は左から突破。この先もナメと小滝の連続で楽しい。中流域よりも水温が冷たく感じる。そうこうするうちに,軍刀利沢の出合に到着(12:08)。軍刀利沢の遡行は,ここまで林道を詰めてくるが,入渓点にはピンクのテープが長々と張られていた。これでは間違いようがない。軍刀利沢も楽しい沢,機会があったら訪れたい。
綺麗なナメが続く。黒い波型の模様が入った綺麗な岩畳の上を心地よく進む。
小滝も水流通しに歩ける。陽射しを浴びて快適な沢。
大きくて深い釜が出てくる。プール以外で泳ぐのが苦手で尻込みしている私のために,先輩方は左からヘツるポイントを探し出してくれた。足はイマイチだが,なんとか渡れた。
沢幅が狭くなりゴルジュになると7m滝がある。
またもやM先輩が果敢に右側からトライ。途中で左に移って落ち口に上がる。身軽だなぁ。
2番手は私。ホールドはある。しぶきでメガネが見えづらい。ラストはK先輩。上から見下ろすと結構水量がある。
だんだん川幅も狭くなり,倒木が目立つようになってくる。いつの間にか,林道終点の橋が見えてきた。
適当なところで沢から上がり,13:15,本日の遡行は終了。核心は,堰堤越えでした。
楽しい沢歩きにお付き合いくださった先輩方,ありがとうございました。