ルートはいったん避難小屋へ向かうが、とうとう本降りの雨に。小屋で小降りになるまで30分様子を見ていたが、やむ気配はない。あまり停滞していると帰りのバスに間に合わなくなるので、10:00に出発。
ダケカンバの樹林帯を登っている途中で雨が止んだ。急な斜面をひたすら登って行くが、周りは濃霧で何も見えない。と、小さな祠の前に出た。祠の横には木の杭が1本立っており、他のルートから上がってきた人たちがたむろしていたので、頂上の手前は岩場じゃなかったかと思いつつ、ここが頂上かと見事に勘違いしてしまった。11:10着。
食事をとりながら休憩していると、濃霧がはれ、なんと先に岩場があるではないか!
あわてて腰を上げ、岩場に向かう。祠からはいったん下へ50mほど下ってから登り返しになる。
11:54 山頂着。山頂は火山の名残を示すかのように岩だらけ。ガスで展望が利かなかったのは残念。あとから人がどんどん上がってくるので、11:58に下山開始。
下山は北側の岩場を下降し、ガレ場歩きを経て弥陀ヶ池へ下る。意外に、頂上の地形が複雑と感じた。菅沼登山口から上がってくる登山客が結構多い。
弥陀ヶ池からは、菅沼登山口方面と分かれ、五色沼との間の登山道を五色山へ向かう。ここからは完全に1人だけ。しばらく登り返したのち、道はいったん少し下って行く。五色沼を右手に見ながらまた登り返し。途中、笹薮が生い茂っているところがあるが、道は明瞭だった。五色山手前で、男女の若いカップルとすれ違った。どこへ向かうのだろう。
13:47 五色山着
14:11 国境平着。ちょっと休憩した後、中曽根尾根を一気に下って行く。
一般道とはいえ、笹薮が深い。刈り取られている部分もあるが、刈り取った後のヤブの根っこがやたらにすべる。おまけに段差の大きいところが多く、両脇のヤブを頼りにすべりおりているような感じだった。ヤブが終わった後も急下降は続く。
16;21 中曽根登山口着。バス停までは10分ほど。次のバスまで、残念ながら温泉に入る時間はなかった。靴もズボンも泥だらけのまま、帰路についた。
次は、別のルートから絶景を見に訪れようかな。それに冬景色も。