奥多摩・南秋川水系 小坂志川本流
2020年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーNN(記録)、NK
期間:2020年8月2日(日)

笹平バス停8:30…入渓点9:30…二俣11:50…連行峰14:00…柏木野バス停15:40

ようやく梅雨が明けた。暑くなりそうな日、アクセスがしやすく、水量が多くて楽しそうな沢…と考えて山行を計画した。

8:00に武蔵五日市駅に集合したが、バスはだいぶ混み合いそうだし、乗り換えも必要なのでタクシーでさっくり行くことにする。笹平バス停で降り、小坂志林道を1時間ほど歩いて入渓点へ。
最初はゴーロ歩き。くねくねと沢を進んでいく。水量はやや多めだろうか。
最初の3mの滝を登り、トウノ木沢、キットウ谷沢を過ぎるとゴルジュっぽい感じになる。岩に挟まれた中を進む。うっそうとした森、東京なのに秘境の趣。釜をもった小滝や、ちっちゃいゴルジュが連続する。ゴルジュといっても足はつくほどの深さなのでまあいい。蒸し暑いのでガシガシ水の中を進む。

釜をもつ小滝は右から釜を回り込むようにへつって取り付くが、腰まで水に浸かり、登っているときも水を浴びて寒い。あと、抜け口がちょっとだけ悪かった。二俣で休憩してほどなく、6mトイ状滝が登場。手持ちの遡行図には「水流の左が直登できる」とあるので安易に取り付いたら、上で手詰まりになり、一度下がって右から登った(水量が少なければ水の中にスタンスがあったのかもしれない?)。楽しい。とりあえず、今回は登れそうな滝はすべて登ったが、巻き道も分かりやすくついていた。

本流を忠実に詰めていき、詰めは短いがかなりの急坂、しかも奥多摩特有?のふかふかの土で、三歩進んで二歩下がる状態に苦慮しながら、連行峰と醍醐丸の間の稜線に出た。下山は満六尾根を下り、1時間半ちょっとでバス停に着いた。

●メモ
往復ともバスの本数は少ないので、下山地のバスの時刻は要確認。タクシーを呼んでも来ない可能性がある。往路でタクシーを使う場合、タクシーの運転手はバス停のことを知らないので、こちらで詳細に告げる(あるいはバス停が近づいたら下車する旨を伝える)必要がある。


最初の3m滝を登るNK


プチゴルジュをひとまたぎ


釜を持った小滝、右をへつって取り付く


トイ状6mm滝、右を登れば簡単だった