秋田県 和賀山塊 マンダノ沢
2019年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーNK, SM, NN, 他1
期間:2019年7月20〜22日

記録
昨年白神山地の沢を遡行して山の深さと緩やかな流れに魅了されてしまった。数年前に昭和のOBで秋田県角館に在住の鈴木さんからマンダノ沢の記録で野ネズミに食らいつくイワナの写真に魅せられ、長期沢旅の大自然の中へ再び浸りたく今回の計画となった。また、鈴木さんも案内役として同行していただくことになった。

R1.7.19
埼玉県から約7時間の長距離ドライブで秋田県夏瀬温泉へ、仮眠をとって翌朝鈴木さんと合流。

R1.7.20
 身支度をして6:40入渓、

三角岩10:35

マンダノ沢への二股でイワナを釣ろうと試みるが、イワナさん気分が乗らないようで釣果なし。

蛇体渕17:35
結構ヘロヘロになって蛇体渕へ到着。写真はありませんが、3年ほど前鈴木さんが来たときはきれいなところだったようだが今は淵に流木が詰まり見るかげもない。イワナは釣れなかったが豊富な薪で盛大に焚火をする。

R1.7.21
 蛇体渕を6:00出発、淵に詰まった倒木を乗り越えてから歩き始める。随所に現れる小滝は深い釜を持ち何度か高巻きと懸垂をする。詰めはルートを取り違えたかひどい藪に阻まれ14:00やっと稜線へ上がることができた。それからも踏み跡が判然としなく藪漕ぎを繰り返して朝日岳山頂へ14:50到着。山頂からは踏み跡も明瞭になりお花畑を通過して部名垂沢下降点へ、下降点には多くのピンクテープがあり目印となる。沢の下降は浮石が多い急な下りでトラロープやフィックスザイルに導かれて下る。二股18:20薄暗くなる直前で平坦な場所を見つけ、整地してツエルトを張る。イワナはないが盛大な焚火と酒で今晩も盛り上がり就寝。

R1.7.22
 明るくなってからゆっくり出発、部名垂沢は以前朝日岳への登山ルートとして整備されていたようだが今は荒れ果ててゴーロの多いルートとなっている。傾斜がなくなると砂防堰堤が何か所かあり左岸にルートがある、林道に出てから2時間ほどで車に到着。11:00夏瀬温泉でボロボロになった体と汗を流し、角館の鈴木さん宅にご厄介になる。鈴木さん宅では奥様の手料理と日本酒で歓待を受けました。ありがとうございました。

(NK:記)