奥武蔵 生川 大持沢(武甲山登山口P〜大持沢〜大持山〜妻坂峠〜P)
2014年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー下坂
日程:2014年9月28日

1 概要
  短く技術的にも軽易な沢だったが、予想を裏切り小滝が連続する緑がキレイな沢で楽しく登ることができた。ロープの必要性も感じず、要所で地図読みをすれば迷うこともない。詰めは山頂方向にコンパスの矢印をセットして急な小尾根を直登し山頂に出た。   特に面白かったのが、標高980mくらいにチョックストーンの滝があり、水流を登ることも可能だが、水流の右側に小さな空洞があり、洞窟探検のように穴に突入すると滝の上にひょっこり顔を出すことができる。(笑)

2 細部
(1) 武甲山登山口を過ぎて、大きく林道が左にカーブしたその先、橋がかかっているのが大持沢・入渓点
(2) 標高720mの二股までは、2mくらいの小滝が続く。
白山書房のウォーターウォーキングというガイド本を参考にしたが、ガイドに示す滝はどれがどれだか・・小さすぎてわからなかった。
(3) 720mの二股まで、ゆっくり歩いて1時間  ここで沢(水流)が直角に右に曲がる。(ガイド本は、ここまでのガイド)  ここから、少し滝が大きくなり、4m程のナメ滝が続く。少し進むとゴルジュっぽくなるが、それが終わると920mの二股
(4) 二股は倒木が積み重なり荒れている。右(真直ぐ)は水がない。左に入ると両岸が切り立って雰囲気がある。沢が少し右カーブした先に10mくらいの滝が見える。 水流が2本見えるが、近づくと右の水流の右側に岩室のような空洞があり、奥から光が差し込んでいる。右の水流を登り、光に向かって狭い隙間を登ると滝の上にひょっこり出た。こりゃ面白い。(笑)  少し進むと右から沢が合流してくる。そろそろ詰めの3つ股が近いと思い、コンパスで確認すると、真直ぐかな・・さらに登ると壊れた小屋が出てきた。標高1020m(ここまで入渓から2時間半)
(5) 詰めは地図上の3つ股の真ん中を登る予定だ。が、顕著な沢状の窪みは2か所しかない。1040m標高的には3つ股なんだけどな。よっしゃ、藪もうるさくないので2つの沢の真ん中を、コンパスの矢印を山頂方向にセットして登ってしまえ!  急斜面だけど足元に不安はなかったので、どんどん登ると小さな岩稜があったので、そこを登る。途中、岩に手を置くと体長1mくらいの蛇がいて、のけぞりそうになった。危ない!蛇だけは苦手なので、その岩を巻いてさらに登ると、傾斜が緩んで ジャスト山頂に出た。(入渓から3時間半)
(6) 山頂では、車で一緒に来た職場の仲間が虫がぶんぶん飛ぶ中、休憩していた。(武甲山〜小持山〜大持山〜妻坂峠ハイキング組)
(7) 靴を履き替え、稜線上の登山道を妻坂峠経由、武甲山登山口まで仲間達と一気に下った。(山頂から1時間半)


予想より明るい沢で緑もきれいだった。


小さな滝がいっぱい


チョックストーン滝


歩きやすい尾根道

※7月下旬、ビーチハンドボールの試合中、左足親指を骨折してしまった。  今回は、リハビリとして様子を見ながらノンビリ歩いたので時間は少し多めかも。