谷川連峰茂倉岳
2013年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー:CL 小野寺(記録)、野口
日程:2013年7月14〜15日

天候 曇り、雨

14日(日) 例により土樽駅に朝の9時集合。
私は上越新幹線で東京(7時)から越後湯沢(8時11分)まで来て、上越線上りに乗り代える。その差2分、駅改札で湯沢から乗車したとの証明書を受け取り、電車に乗る。土樽で降りる時も車掌が検札に来ないのでこちらから名乗り出る。感謝される。
上野から鈍行を乗り継いでくる野口を少し待つ。9時前には2人とも到着で、無事出発。
土樽駅は冬にも来たことがあり、特に下りのところなどは雪のある冬とは違い、何となく場所が小さくなった感じがする。
ちょっとした広場を通り過ぎて取りつきに到着したのは9時半を少し過ぎていた。土樽駅で野口と一緒に降りた男女1組がスパッツを着けたり準備をしていた。この前後上部から「アーッ」などと嫌な声が聞こえる。
しばらくして出発、天候は曇り、雨を予想していたが、これなら大丈夫と思い歩き始める。暫くすると上から2名の若者が降りてくる。学生らしい、「さっき叫んだのは君たちか?」と聞くとそうだという。下りが急で、しかも前日の雨(降ったらしい)で道が滑り大げさな声をだしたらしい。昨夜は茂倉の避難小屋に泊まったらしい。13人程度いたとか。途中小雨がパラついたが、これ以上のことはなく、急斜面をゆっくり登り12時40分に矢場の頭に着く。矢場の頭近くの道は木の根っこが多かった。ここにはすでに人がおり、話好きの単独行者など大声で他のパーティと喋っていた。辺りにはガスが多かったがそれでも下はよく見えて日も射していた。

13時、今度は草に覆われた岩が多い道を上に行く。花が所々咲いている。「ホーホケキョ」とそちこちで聞こえる。岩が濡れていて歩きにくい。それでも14時40分には茂倉避難小屋に着く。先着は上から降りてきた単独行と、途中まで一緒だった男女1組であった。結構中はきれいにしてある。シュラフも干してある。有料ではこないがチップの箱があり、帰りに2人で1,000円入れてきた。
小屋に着いてからは少し上部が見えてきたが、それでもすっきりしない。後から着いた小父さんたち5人組は、よい景色だと言って喜んでいたが、こんな景色で何がいいのかさっぱりわからない。夕食は麻婆春雨、2人なので作る時間も速い。野口は例により焼酎を持ってきて、美味い、と言ってご機嫌だ。こちらはウイスキー、紅茶と一緒に呑む。とにかく汗をかいていたので水分は多くとることに努める。

19時過ぎくらいには寝る。暫くしたら雨が降ってきた。音が次第に大きくなる。音は静かになったが、どうも夜中中降っていたようだ。

15日(月) 5時半に起床。外はまだ雨。いつも通りコーヒー、ラーメン、お茶とのコースが終わっても雨は止まない。小父さんたちは朝から米を研いでいた。一日中こんなものだと思い、7時15分、当初上部に行き、茂倉岳に到着、さらに進むが、雨と風と、今日のコースと道の濡れ具合、そして夏は問題ないかも、と思いながらガスのまま肩の小屋付近の通過のことが気にかかり、結局戻ることにする。途中小屋を覗いたら誰もいない。昨日の道も下りはさらに滑る。矢場の頭を9時に到着、その後下部に急な勾配のある道を下って、前述の小父さんたちを追い抜き、11時に取りつきまで戻った。
下では雨は小降りだったが、上を見るとガスがかかり、よく見えない。土樽駅に戻り、電車に乗り水上駅に13時頃到着となる。
以上。