奥多摩 南秋川水系 熊倉沢左俣右沢
2025年度山行報告(C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーNN
期間:2025年6月23日(月)


南郷バス停8:00…入渓点8:40…奥の二俣10:00…登山道10:40…熊倉山11:00…上川乗バス停13:00

遅ればせながら、今シーズン最初の沢登り。単独なので行ったことのある近場の短時間の沢…と思い、2020年7月に登った熊倉沢に行くことにした。
武蔵五日市駅7:21発のバスに乗車し、南郷バス停で下車。集落を進み、矢沢橋をわたって矢沢林道に入り、途中で熊倉林道へ進む。熊倉林道はところどころ土砂崩れの跡があり、進むにつれて林道らしさがなくなってくる(=草に覆われている)。
右俣と左俣の分岐から入渓。ピンクのテープがついている。
入渓して10分ほどで右沢と左沢の二俣にたどり着く。右沢に進むとすぐ滝がある。水流に沿って登る。水が冷たくて気持ちがいい。その後も登れる小滝が現れて楽しい。

右沢に入ってすぐの滝。水流通しに登る


2段6mの滝
木橋の下をくぐるとすぐに伏流になる。ところどころにピンクテープがついているのだが、こんな伏流あったかな、全く記憶にない。一応ガイドブックの遡行図には「伏流」と書いてあるからたぶん間違えてはいないのだろう…と思いつつ、不安。ようやく水流が現れてほっとする。
4mCS滝はチョックストーンの左側の水流を登ったが、スタンスが細かく、左の壁に脚をつっぱりながらなんとか登る。こんなに悪かっただろうか、全く記憶にない。


4mCS滝。チョックストンの左の水流沿いを登った
奥の二俣に到着。本流は左と遡行図に書いてあるのだが、左は水流がなく、右は水流があって快適そう。遡行図どおり左に進むが、途中で岩壁が現れる。ここを登るのかなあ、怖いなあと不安になり、来た道を下って水流のある右の沢を進む。難しい滝もなくすんなりと快適に進み、最後にふかふかでずるずるの土の斜面を登り、登山道に出た。


熊倉山山頂に立ち寄ってから下山した
一応熊倉山に登頂し、登山道を下って上川乗バス停へ向かう。車道に出る手前の沢でドロドロに汚れた沢靴などを洗い、バス停に向かった。
帰宅後、2020年のときの記録を見返したが、当時と水量がだいぶ違っていた。今回のほうがかなり水量が少なかったようだ。怖かった4mCS滝も全然違うところを登っていた。そして、しりごみして最後に引き返してしまった本流の先には楽しそうな滝があって、もうちょっと頑張ればよかったと悔しくなった。