奥多摩 南秋川水系 小坂志川 ウルシガ谷沢
2024年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーNN(記録)、NK
期間:2024年6月9日(日)


小坂志林道ゲート8:20…ウルシガ谷沢出合9:00…二俣9:40…林道11:00(11:20発)…市道山11:45…笹平バス停13:00

梅雨前の貴重な休日、短時間で楽しめそうな奥多摩の沢を歩いた。
8:00に武蔵五日市駅に集合。以前は7時台にもバスがあったはずなのだが、今は武蔵五日市駅9時発のバスしかない。タクシーで登山口の笹平バス停へ。タクシーの運転手さんが山に詳しい方で、バス停からさらに進んで小坂志林道のゲートまで入ってくれた。ありがたい。
小坂志林道を進み、ウルシガ谷沢出合で沢装備を身につけた。
最初は沢沿いの林道を進み、林道終点から沢に入る。沢に入るとほどなく、ゴルジュっぽい感じに。小滝が連続していい感じだ。あっという間に二俣に到着。顕著な二俣で、右俣はすぐ上に滝が見える。
今回は右俣を遡行するので、ここでロープを出し、登攀具を身につける。
滝は下から2条12m、8m、4mと連続する。12m滝は左側のクラックを登り、上部は水流を進む。段差もあり登りやすいが、高さがあるので慎重に登る。8m滝は水量が多いと左側をトラバースするようだが、登れそうな水量だったので進む。下部は階段状だがやや苔むしているので慎重に。上部は狭く、よいホールドを探して一気に身体を持ち上げる。だいぶ水を浴びた。最後の4mは右側の乾いた壁を登った(水流沿いは苔でぬめる&足場も悪かったと思う)。
3つの滝を登ったあとも小滝がちょくちょく現れて楽しい。最後に倒木のある5m滝を登り、ナメ滝を過ぎると水流がなくなり詰めの雰囲気に。沢を詰め、最後に少し急斜面を登り、林道に出た。

この林道は「登山道」ではない。ウルシガヤの頭を時計回りに回り込むように林道(途中からヤブっぽい道)を進むと、登山道に出られる。
登山道に出て、市道山を経由し、ヨメトリ坂を下山した。市道山は思ったより遠く、ヨメトリ坂は思ったよりも傾斜が急でザレていた。笹平のバス停に到着し、バスが来るまで時間があったので、バス停向かいのカフェで祝杯をあげて帰途に着いた。


2条12mを登る


8mは上部の抜け口が狭く、少し悪かった