秋田県 鳥海山・ 山形県 月山
2022年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーSM, SY, NK, 他2
期間:令和4年4月14日〜18日

記録
 数年前のGW鳥海山BCツアーの際には雪不足で滑れなかった千蛇谷コース、今年は雪の量も多く角館在住のOB鈴木さんに様子を見てもらいその他に稲倉岳も滑ることとして計画を立てる。また、帰路月山の近くを経由するのでもう一日、月山清水ルートの滑走を計画。

R4.4.14(曇り)
 天気はあまり望めないが一路秋田県へ、鈴木さんとの待ち合わせの奈曽川河川公園キャンプ場着。目の前に鳥海山が聳え屋根付きの炊事場もあり桜が3分咲きの快適なキャンプ場だ。明日の予定である稲倉岳への登り口まで偵察に行くが登り口にはほぼ雪がなくかなりの高さまで板を担いで歩かなくては駄目なようだ。天気予報も悪いので稲倉岳はキャンセルすることにし、山菜を摘んでキャンプ場へ戻る。

R4.4.15(雨)
 鈴木さんは朝7時に到着、昨晩からの雨で行動不能のため乳頭温泉や水芭蕉湿原へ遊びに行く。19時半佐藤さん到着し炊事場で宴会。秋田のうまい酒と食材、ウクレレ伴奏もあり大いに盛り上がる。いつもながらの鈴木さんの歓迎ぶりに感謝。

R4.4.16(曇りのち晴れ)
 雲が低く垂れこめる中を中島台レクレーションの森へ到着。(7:30)車を降りてすぐにシール登行、ブナ林の中「あがりこ大王」のそばを通り約4時間(11:50)で1075mの森林限界でテント設営。さっきまで見えていた太陽は雲の中、今日帰らなければならない佐藤さんはガスの切れるのを待って1時間ほど上へ登り快適に滑り降りて行った。

R4.4.17(快晴)
 昨晩は冷え込みテントの周りはカリカリに凍り付く(7:40)登行開始、途中スキーアイゼンを付け延々と続く千蛇谷、山頂付近は黒いほどの青空の下ひたすら登る。下からは日帰りの登山者やスキーヤーが続々と登ってきて我々を追い抜いてゆく。(12:30)約5時間で大物忌神社着。(13:00)早速シールを外し大滑降、雪はザラメ、下界に日本海を望み快適に滑る。約20分でテント場に到着。テントを畳んでブナの森の中を滑り降り(15:20)中島台の駐車場着。滑走距離10q、標高差1631m。鈴木さんと別れ、明日の予定地月山志津温泉へと向かった。

R4.4.18(晴れのち曇り)
 久しぶりに布団の上で寝られ疲れも取れたところだが佐々木夫人はかえって疲れが出たようで本日は休養日。(8:30)二人で月山リフトを経由して姥ケ岳へ、牛首下方面への大斜面を滑走し清水ルートを下る、トラバースの多いルートだがトレースはそれなりに多かった。(11:30)志津温泉到着。
(錦織:記)


4/15乳頭温泉                      4/15角館近くの水芭蕉湿原


4/15楽しい宴会                         4/16あがりこ大王


4/16テント場からの鳥海山山頂                4/16千蛇谷全景


4/16テント場付近から日本海を望む           4/17快晴の鳥海山


4/17千蛇谷の大滑走面                     4/17大物忌神社にて


4/17千蛇谷大滑走


4/18姥ケ岳山頂                        4/18牛首下方面への大斜面