多摩川水系・シダクラ沢
2020年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーNN
期間:2020年6月8日

惣岳バス停9:00…入渓点9:15…740m二俣11:30…登山道(1128m地点)12:45…奥多摩湖バス停14:00

コロナ感染拡大による緊急事態宣言が解除され、一応県をまたがない移動は可能となった。夏の山行に向けての足慣らしと考え、行程の短い奥多摩の沢を歩くことにした。シダクラ沢は、御前山から延びる大ブナ尾根の途中、惣岳山に突き上げる沢だ。
 惣岳バス停の裏側から下に向かう歩道を進むと、奥多摩むかし道の車道に出る。右に進み、吊り橋のシダクラ橋を渡ると、すぐにシダクラ沢に取り付くことができる。踏み跡に従って下り、沢のほとりで沢装備に替えてスタート。
 登れる小滝やナメが多く、快適に歩ける。昨秋の台風の影響はほぼなかったように思うが、多少倒木が多いのかもしれない(でも倒木で前を塞がれる、という感じではない)。水量はほぼ平水だったと思う。この沢で最大の滝となる2段6mの滝は左側を慎重に登った。ここ以外の滝も基本的には登れるし、一応巻き道のような踏み跡も見えた
 740mの二俣は右を進む。ここからもまだまだ小滝が続く。流れる水と苔が美しい。その先の奥の二俣で、水が流れていない左に進む。なかなかの急斜面、土はドロドロではないがフカフカで潜るような滑るような。広い斜面を登っていき、途中から左側の尾根に出て進んでいくと、大ブナ尾根の登山道に出ることができた。靴を履き替え、歩きやすい登山道を下り、奥多摩湖へ向かった。

●メモ
・シダクラ橋を渡ると、シダクラ沢の左岸に登山道?がついている。今回はすぐ入渓したが、登山道を進んで途中から入渓すれば時間短縮になる…かもしれない。
・補助ロープとカラビナ・スリングを持参したが使用しなかった。2段6mの滝には古びて使えなさそうな残置ハーケンがあった。


2条4mの滝。左側が登れる。


水量も適度で歩きやすい。


2段6mの滝。左側が登れるが、苔が若干ぬめった。


苔と樹林がきれいだった。