片品川泙川小田倉沢〜津室沢
2019年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーND、AD、IZ、SB
期間:5月25日〜26日

25日朝、IZ車(IZ、AD、TH)とND車(ND、SB)は、上里SAで合流し、高速道を沼田ICで降り老神温泉方面へ向かう。
奈良を過ぎY字路を右に入りすぐ左手に格好の駐車スペースが有り車7、8台は停められます。その道を挟んだ林に赤付が付いており、そこからが最短ルートであったが、トポ通り小屋の裏手から入った。(少し遠回り)小屋が新しくなっている!
踏み跡もあり20分ほどで入渓。広河原を3分ほど進むと右からショボイ流れの二俣。『ホントにこれ?!』と疑いながら進むと3m2段ナメ滝が現れ沢っぽくなった。
10:45 8m 行けそうだったか今シーズン初と言うこともあって安全に右から巻いた。
10:55 20m大ゼン!右にトラロープがあるが使わなくても登れる。
その後は癒し系のナメ♪大好きだわ♪♪

その後も小さい滝が続き、へつったり、突っ張ったりして楽しい。
12:40 12m 念のためロープを出してもらったがいらなかったかな?
この滝の上に深く澄んだ釜がある。日頃のストレスなのか、はたまた頭の何処かが切れたのか?IZ氏が釜へ無駄に勢い良く飛び込んだ。
その後もIZ氏はガンガン濡れながら直登。(すべて簡単に巻けます。)
14:40 増水時には耐えられないが本日は雨の心配も無いため、薪の沢山ある平な所を本日のお宿にした。

下流の方で魚影があったので行ってみたがポーズ。山菜もミズしか見つけられなかった。
久しぶりの焚き火!たらふく呑み食いし、どうやって寝たのか分からないが朝方寒くて目が覚めた。隣りに寝ている人にくっついて再度寝るもどんどん逃げられ(ADさん、ごめんなさい)仕方なく起きて火をおこした。
6:10 出発
すぐにF6 10m登れそうだか朝一でまだ寒く濡れる気になれず巻く事にした。赤付もあり安心して登ってみたが上部のトラバースが急で怖い。ロープを張ってもらう。
F7 10mは滝右を灌木をなぞりながら巻いた。
7:50 地図読みのIZ氏、GPSのND氏の意見でコルにショートカットできる谷筋に入る事にした。すぐに水はなくなり一升瓶のゴミだらけ。鹿の被害のせいか倒木が多く日当たりの良い斜面。出たての熊らしき糞。
笛を吹いたり大声を出しながらコルへ進む。
8:15 コル到着。獣道ではない道が延びていた。後でAD氏が調べてくれたが昔の林業用の古道らしい。詳しくは『根利山古道』『古道巡礼』か『塾長の山行記録』を。
さて下降。10分ほどで水が出てくる。特に何事もなく下る。
10:00 4mIZ氏は枝を使って降りていたが若干枯ぎみに見えて不安なのでロープを出す。
10:10 10m左から懸垂下降。素敵なナメが続き楽しく歩ける。
10:25 メインの45m!

ボルトは打ってあるが信用出来ないので、近くの木でバックアップを取る。ロープは30m、50mが一本ずつ。
50mシングルでND氏が行く。ツルツルで水流から逃げられずギリギリ届かないが、ロープが伸びた分でなんとか安全地帯へ行けた。
次はSBさん。『右にトラロープがあるからそっちに行け』とNDからトランシーバーで指示。行こうとするが垂れ下がったロープが水流に引き戻され右に行けず、ND氏と同じくバタバタびしょびしょに。
次は私。一度ロープを引き上げてから行くようリーダーに指示される。右に行くとトラロープがあり捕まりながら降りる。二人位が立てそうな木にシュリンゲが2本付いている。そこにロープを引っかけ懸垂していると『その辺で待機』の指示。横に逸れたせいで下までロープが届かないからだ。
次はIZ氏。一度ロープを回収し50mと30mを繋ぎ2本で降りてきた。私が引っかけたシュリンゲが2本着いている木の所で待機。
最後はAD氏。IZ氏の所でピッチを切り私を救出してくれると思いきやそのまま降りていった。私は?とIZ氏に聞くと、登ってここまで来れるでしょ?と。ホントだ、確かに登れる。登り返しIZ氏の所から懸垂で降りた。最後はIZ氏で終了(11:40)

12:00 最後の25m
ボルトが2本打ってある。1段目は30mロープで足りると思います。2段目は30m一本では届かないので50mで降りる。本流の泙川との合流が見えた。最後は枯草の上を尻制動で降りる。下に釜があるのでそこを汚れたお尻に綺麗にできます。
泙川を渡るとすぐ赤付と青付があり地図を見てもその辺りが登り易そうなので直登し林道に出た(13:00)
のんびり山菜など探しながら歩く。
14:40 ゲートがあり車が4台停まっていた。15:00 駐車場到着

ここは、見た目より手足のホールドはあって登れます。上流は少しヌメリますが下はラバーソールの方が楽だと思います。ロープは30m
2本で大丈夫かな。

腰痛の振り返しで山に行けず腐っていた所に出逢った先生のおかげで、不安なく行けるようになりました(https://tampo-seitai.com/)
体重の増加、体力の低下、沢の見方歩き方の忘却、これからやることイッパイです。