よく見ると左側から登れそうだが上の方が見出だせない。
彼には見えるのか、空身で行くとの事でその後の手順の打ち合わせをする。
上部は滝の裏側を行った。。
次は私。。
こんな垂直な所、ロープで確保してあるから行けるがトラバースが怖い。手がかりのないちょっと膨らんだ壁、、ここで落ちたら死にはしないが次の支点まで振られる。。怖くて縮み混んでいたが彼がここで立っていた事を
思い出し立ってみる。行けた
上から「水流裏を抜けたら駆け抜けろ」と指示。滝裏へGo!
水で足元しか見えない。息も出来ないくらいだ。しかもヌメる。。彼がタワシで磨いた跡だけが光って見る、その上をたどる。
抜けた。。
「セカンドでも来れないと思った」とお褒めの言葉を頂いた。
冷えた身体を焚き火で暖め進むとまたすぐに15mの滝
これは傾斜も緩いし行けそうだが、やはり上部が見出だせない。
彼が登り始める
中段上で手こずっている。なぜ?と思ったが後に分かる。飛沫が凄くて目を開けてられないのだ。
さて、上部。どうするかと見ていたら、、
まだ潜ったっ!
滝の向こう側からひょっこり頭が見えた。
せっかく暖まったのに。。
さて私。水圧でザックが持っていかれそうになり慌ててロープを掴んだ。
やっとのこと突破するとまたすぐ左から落ちる8mの滝。
これは無理。すぐ右のちょっとかぶった階段みたいな岩から割れ目に入って巻く。
その後はのんびり山菜を探しながら行くも沢山あったミズが1つもなくアザミとフキのみ。。
1500辺りを幕場とした。
次の日も滝は殆んどなく進む。
1550m付近の二俣で右に行けば近いが左にちょっとした滝が見える。地形図で確認してもそんなに変わらないので左へ進む。
水も枯れ背丈ほどの笹藪こぎ。10分かからず稜線に出るも藪は変わらず。。
30分程の藪こぎで1805のピーク
そこから北を目指し下降。すぐに沢筋にでる。急だか滝もなくのんびり降りる。3つ目の堰堤左に道のようなものが見えGPSで確認すると林道だったので手前から登り林道へ。
「1日で抜けられたね」と笑いながらおっしゃっていたが焚き火で酒を呑むために来ているのだから日帰りにされては困る。
10分程で自転車デポ地点到着。
彼は自転車で車を取りに行ってる間に蕨なぞ採りながら暖かい山里をのんびり歩いた。