日程：平成27年5月1〜6日
記録：
GW山スキー東北ツアー。今年は長期の休みが取れそうなので5月1日（金）から6日（水）までの計画で栗駒山、鳥海山、月山、をぐるりと滑ることになった。又昭和OB角館在住の鈴木さんへ連絡を取り30年ぶりに会えることになった。交通手段は車2台の分乗の予定であったが、ひょんなことから10人乗りハイエース1台の都合が付き、全員一緒の行動となり、途中から横山チームも加わりにぎやかな山行となった。
Ｈ27.5.1
イワカガミ平8：30〜栗駒山山頂11：45〜イワカガミ平13：10＝祓川ヒュッテ駐車場19：00
前日夜7時過ぎ籠原の野田さん宿舎に集合、荷物を積み替え一路東北道北上し、栗駒山の麓の道の駅「もちと湯の郷」でテントを張り、中島さん持参のシーバスリーガルで前祝をして仮眠。翌朝イワカガミ平駐車場に上がり駐車場からシール歩行開始。しばらく進むと、もう降りてくるスキーヤーがおり聞くとブッシュが出ており引き返してきたとの事。雪はだいぶ少なくなっているようだ。問題のブッシュは20メートルほどでスキーを担いでクリア。その後広い雪面はあるが山頂直下の雪面までは細い雪の道を拾い、草の上を歩いて直下の雪面に出た。山頂からは360度の展望が望め、風もなく最高のコンディション。登りのコースを滑降して快適な滑り、と思いきや終盤になるとどうも滑りが悪く板が走らない。駐車場で滑走面をみると何やら黒いタールのようなものが付着。以後、毎日この黒い物質の掃除と滑らない雪に悩まされることとなった。駐車場からの帰路フキの薹、タラの芽、ヨモギの芽を収穫しながら鳥海山の祓川ヒュッテ駐車場へ向かう。PM7時頃祓川ヒュッテ到着。鈴木康一さんと30年ぶりに感動の再会。鈴木さんは満喜与さんと同期の昭和OB会員で角館在住。鈴木さん推薦の秋田の酒と山菜のてんぷらで祝杯を挙げ大いに盛り上がった。
H27.5.2
祓川ヒュッテ6：50〜七高山12：20〜黒森ルート滑降車両デポ地17：00＝祓川ヒュッテ19：00
早朝今日の滑降終了点へ車をデポし、山頂へ向かう。さすが鳥海山だけあり山スキーヤーも登山者も多い。天気は今日も良く晴れ、気持ち良く快適なシール登行となる。昼過ぎに山頂に着き滑降開始。広大な斜面とザラメの雪面はすばらしい。楽しみながら滑降し、沢に入ってから中島さんと高橋さんは車道へエスケープ、他は谷筋を車のデポ地へ向かう。最後にはパンツ一つで渡渉か・・？と思われたが板を担いで藪漕ぎをし、何とかデポ地に到着。中島さんらを回収してフォレスタ鳥海で汗を流し、祓川ヒュッテに戻ると横山パーティが合流。今日で帰る鈴木さんを見送り、横山パーティを加えて昨日の秋田の酒と山菜と焼肉で乾杯。
H27.5.3
祓川ヒュッテ7：00〜七高山11：10〜車両デポ地13：50＝道の駅「月山あさひ」
今日も天気が良い、予定では千蛇谷を滑る予定であったが昨日行ったパーティの情報によると下部の雪が無く、大変な藪漕ぎで退却したとの情報を得、昨日と同じコースを滑ることとした。車デポは昨日中島さんらの終了点としてシール登行開始。元気な野田、高橋、横山夫婦、岩垂さんは山頂目指して歩を早め、我々はゆっくり後を追う。元気組は11時過ぎには山頂に着き滑降開始。山頂からの滑りを観戦している我々と合流して昨日同様の大斜面を全員で堪能する。車デポ地に戻り、汗を流して駐車場に戻り荷物を積み込み次の目的地月山へ向かう。7時過ぎに道の駅「月山あさひ」にてテントを張り就寝。
H27.5.4
姥沢リフト終点8：25〜月山山頂11：10〜裏斜面滑走〜スキーデポ地13：30〜姥沢駐車場14.20
予定では月山山頂から清川行人小屋へ滑り、一泊して翌日北月山ルートを滑る予定であったが、天候の崩れが予想され疲れも出てきていることから往復ルートを滑り、翌日は月山ゲレンデで遊ぶことに予定を変更する。
道の駅を6時過ぎに出発し姥沢駐車場着。リフトに乗ろうとしたところ満喜与さんの板にトラブル。ビンディングの踵の部分がない！満喜与さんを車に残し、他のメンバーはリフトで上へ、天気は変わりなく青空の下歩行開始。月山も春スキーの聖地だけに人が多い。山頂直下の雪の切れ目で板をデポし元気な高橋、小柳、横山夫婦、岩垂さんは山頂の反対斜面を滑るため板を担いで登り、11時過ぎ山頂到着。担ぎ上げてくれたビールがうまい。元気組の滑りを上から眺め、彼らが上がってくるまで一眠り。元気組が戻ったところで板のデポ地に戻り滑降開始。広い斜面を滑るうち雨が落ちてきた。続いていた好天もこれで終わりか・・？駐車場に戻り、昨日急遽予約した宿「レストイン花笠」に向かう。宿では久々に屋根の下で手足を伸ばして寝ることができ、食事も満足できた。
H27.5.5
月山スキー場ゲレンデ
満喜与さんの壊れたスキーの代わりに貸スキーを借り、月山ゲレンデでスキーの練習。昼ごろ横山パーティと別れ、我々も汗を流してから帰路の東北道渋滞に突入し、10時過ぎに野田さん宿舎に帰り着いた。
祓川駐車上において日中テントによる駐車場占有をNet上に非難の投稿が寄せられました。我々としても深く反省し、二度とこのようなことを起こさぬよう注意したいと思います。
（錦織：記）
Ｈ27.5.1栗駒山山頂
Ｈ27.5.2鳥海山山頂
Ｈ27.5.3.鳥海山を望む駐車場にて
Ｈ27.5.4月山山頂
Ｈ27.5.4月山
