逆川
2014年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー西野(記録)、植田、浦西さん
日程:2014年6月21日

川乗橋バス停8:50…川乗谷10:00…ウスバ林道14:10(14:30発)…鳩ノ巣駅16:00

先日集会にいらした浦西さんのお試し山行…として泊まりの沢を企画したのだが、日曜日は悪天候が予想されたので、土曜日日帰りで奥多摩の沢に出かけた。

東日原行きバスで川乗橋に向かい、スタート。30分ほど進み「レリーフのある岩とカーブミラー」を目印に沢に下降する…のだが、ここで西野が痛恨のミス。カーブミラーの手前にあった縄梯子で沢筋に下ったのだが、登れると思えない悲しくなるようなゴルジュと滝がすぐ目の前に。こんなはずではなかったと逡巡し、結局来た道を戻り、林道に出たら、カーブミラーのすぐ先に明らかな踏み跡があり、正しい入渓点にたどり着けた。

水量はほどほどで、先行者も全くなく、気持ちよく遡行ができた。冬の大雪の影響なのか、倒木が非常に多いのだが、ひどい倒木の部分は巻き道?もついていた。

小滝が多くかかるが、多くは直登することができる。はじめに出てくる7m滝は右岸を巻いた。釜をもつ4m滝は左壁を登るが、足場がなくて悪い下部に残置スリングがついていて、普通に登れた(以前はここが登れなくて非常に苦労した)。3段10mの滝は、ガイド本によると「上部はツッパリで登る」とあり、ロープを付けて登ろうとしたものの、ホールド・スタンスともに乏しく無理そうに感じたので、右側の壁を登った(みんなあれをツッパリでホントに登るんだろうか)。ウスバ林道直下の10m滝はロープを付けて右側を登った。ハーケンは上のほうに1カ所だけ。下部のほうがぬめって悪そうなのでちょっと怖い。

ウスバ林道に着いた時点で14時を過ぎていたので、ここから鳩ノ巣方面に下山することにした。ウスバ林道は登山道のようにしっかりしているが、一部崩落箇所があり、注意が必要。15分ほどで登山道に出て、一気に鳩ノ巣駅に下山。


釜も持つ4m滝を登る。左壁にスリングあり。