那須・苦土川 井戸沢
2013年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー:植田(L)、尼子、西野、他1
日程:2013年6月23日

林道ゲート5:45…入渓点7:00…再び入渓点8:30…二俣10:00…登山道11:30…流石山11:45(12:00発)…中丿沢入渓13:30…入渓点15:00(15:20発)…林道ゲート16:00

もともとは土日で小室川谷に行く予定であったが、土曜日までの間に数日雨が降り続いており、土曜日の天気予報も当初は思わしくなかったため、日曜日帰りで那須の井戸沢に転戦した。会員3名に、西野の仕事仲間である石森さんが加わり、総勢4名で初夏の沢を楽しんできた。

前夜20:00に新宿集合し、石森さんの車で登山口へ。ゲートに23時に到着し、1時間ほど宴会をして就寝。5時頃に起床しスタート。入渓点までは1時間ほどの林道歩きとなる。途中から緩やかだが登りになり、いきなり汗をかく。三斗小屋宿跡を過ぎるとほどなく沢が現れた。
身支度を整えて歩き始めるが、間違えて中丿沢を遡行してしまった。かなり歩いてから気づき、再び入渓点まで戻る。歩き始めてすぐに現れる、涸れた沢のほうが井戸沢だった。水が全く流れていないので(伏流だった)油断してしまった。気を取り直して歩き始めると、ほどなく木製?の堰堤が現れ、そこを越えると水が現れた。
明るく美しい沢で、5〜10m前後の滝が次々に現れ、そのほとんどが高巻きせずに登ることができて気持ちいい。ロープは、初めに出てくる15m滝で一度使った。天気は雲多めの晴れ。気温があまり上がらないが、快適に歩くことができた。水流がなくなるとほどなく背の低い笹の原っぱになる。踏み跡がしっかりついていて登山道のようだ。全くやぶこぎをすることなく登山道へ出られた。稜線からは、荒々しい山肌から噴煙が上がる茶臼岳をはじめ、那須の山々が間近に眺められる。
登山道を進み、大峠から峠沢沿いの道を進む。中ノ沢と合流したところで、中丿沢を下降。大きな滝などはなく、どんどん歩ける…が、ナメに不用意に足を置いて滑ったりして、なかなか気が抜けない。もう少し暑ければ、ナメでウォータースライダーなどを楽しみながら下りたいところだった。入渓点に戻り、来た林道を戻って下山。
帰り道にある幸の湯温泉で汗を流して帰った。入浴料500円、広い内湯と露天風呂、落差があり強烈な打たせ湯などがあり、なかなかよい感じの温泉だった。


きれいなナメ(実は間違えて中丿沢を遡行している)


18mの赤茶色の滝


詰めは背の低い笹の草原