尾瀬 燧ケ岳
2013年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー:錦織良
日程:2013年4月19〜20日
記録
昨年3月にOB樽木さん、中島さん、佐々木さんらと燧ヶ岳を目指したが天候に恵まれず熊沢田代で敗退した。今年は1月遅れだが三連休が取れ、単独ではあるが再度アタックすることにした。

H25.4.19
桧枝岐部落=七入10:00〜御池12:10
早朝に家を出発。国道352号線は桧枝岐部落以降も除雪されており七入(7:00着)まで通過。七入からは一般車は通行止めとなっている。天気は雪。3月に入ってからの暖かかったのにここにきて雪・・・?とはビックリ。朝食を食べて車の中でしばし様子見。春の泡雪とはいえガンガン降る雪の中は歩きたくない。工事業者が通行する際に様子を聞くと、やはり一般車は通行不能だが歩いて通過する分には問題なしとのこと。10:00幾分雪が小康状態になったところでスキーを担いで国道沿いを歩く。雪は降りしきるが気温は高くアスファルトの雪は積もることは無い。御池到着12:10建物の間にテントを張り、暇なので飲み始める。御池には工事業者が来ており25日に迫った駐車場オープンの除雪作業をしていた。雪は2時過ぎには小止みになり4時過ぎには工事業者も帰り、辺りは森閑とした静けさに包まれる。

H25.4.20
御池6:00〜広沢田代〜熊沢田代9:30〜スキーデポ10:50〜燧ケ岳11:45〜スキーデポ12:06〜御池13:10〜七入15:00
5:30起き。食事もそこそこに駐車場からシールを付けて歩き始める。昨日降った雪が1cmほど積もりその下はカリカリに凍っている。登りは良いがこんなところを滑りたくはない。天気は曇りで厚い雲が空を覆っている。駐車場からゆるい斜面の後、広沢田代まで急な登りとなる。クトーがあったら楽に歩けるところだが持ってない。道具の必要性を痛感する。カリカリの急斜面をエッジを利かせて苦労して広沢田代へあがる。広沢田代からは熊沢田代への斜面が目の前。何とか熊沢田代への斜面を登りきると、熊沢田代の向こうに燧ケ岳への斜面が現れる。天気もあまり望めずとにかく行けるところまで登る覚悟で登る。凍った急斜面は滑りたくないので熊沢田代をしばらく登ったところの2100m付近でスキーをデポ。アイゼンを装着して山頂を目指す。11:45燧ケ岳到着。尾瀬沼の向こうに至仏山!やっと見ることができた。周りの山は見渡せるが雲行はよろしくない。スキーデポ地まで戻り。いよいよ滑降。カリカリ雪面もだいぶ柔らかくなり、何とかターンもできる。熊沢田代〜広沢田代をいい調子で滑降。御池には13:00過ぎに到着。昼食を採り、テントを撤収するとまたしても雪が降り出してきた。国道に沿って国道の北側の樹林の中を適当にスキーで滑り降りる。途中失敗して沢を渡渉するも七入沢の橋を渡る個所に無事到着。雪の降る中少しの歩きで七入の駐車場にたどり着いた。

(錦織:記)


熊沢田代から燧ケ岳


熊沢田代から会津駒ヶ岳


燧ケ岳から尾瀬沼と至仏岳