越後 丹後山〜中ノ岳
2011年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー:錦織

日程:2011年6月18日〜19日

ルート: 三国川ダム→十字峡→栃木橋→丹後山避難小屋→兎岳→中ノ岳→十字峡

記録
30年以上前には何度かかよった越後三国川(さぐりがわ)水系。三国川ダムが出来る以前のことである。今年の夏に利根川源流の遡行を計画していることもあり源流の稜線を久しぶりに歩いてみる事にした。

H23.6.18
三国川ダムしゃくなげ湖キャンプ場8:05〜十字峡8:30〜栃木橋9:10〜丹後山避難小屋13:30 早朝4時自宅を車で出発。関越道路を六日町で降り三国川ダムへ到着。地図では十字峡まで車で入れるようだが、まだ冬季閉鎖が続いているようで途中のオートキャンプ場のあたりで通行止め。車を止めて30分ほどで十字峡に到着する。十字峡から栃木橋までの林道には未だかなりの雪渓が残り、雪渓の上下を慎重に通過する。栃木橋からは見通しの悪い急な登りとなる。朝方薄日の射していた空は、廻りの見通しが良くなってきた頃から雨に変わり小屋に付く頃には大雨で全身濡れてしまった。丹後山避難小屋には5人のパーティが既に宴会を開いており、山菜(濾しあぶら)をご馳走になる。小屋は40人ほど収容可能で快適な避難小屋。雨は5時過ぎ小降りとなり、一人酒も無くなったところで早々に就寝。

H23.6.19 
丹後山避難小屋4:00〜大水上山〜兎岳〜中ノ岳7:45〜十字峡12:00〜三国川ダム
避難小屋を早朝に出発。東の空は赤く染まり、雲が多いが廻りの山は良く見えている。稜線上から見る奥利根源流は沢筋に雪が張り付き当然のことながら沢の中はよくわからない。今年の夏源流遡行を成功させたいが・・・。大水上山、兎岳を経て小兎岳を過ぎる頃からルートの半ばを雪渓上に取ることになる。今年は雪が多いのか??中ノ岳の山頂からは近郊の山々の展望がよい。中ノ岳避難小屋も奇麗で快適な小屋、40人ほどは収容できる。小屋を後にし、時間は早いが下山とする。下山のルート上にも結構雪渓は多い、十字峡からの登山者も多く10人ほどとすれ違う。
12時十字峡に到着。天気は快晴、青空に白い雲、沢の音と乾いた風が緑の涼風を運ぶ。まさに夏山・・・♪
源泉かけ流し五十沢(いかざわ)温泉で汗を流し、休日上限1000円の高速道路を帰路に着きました。

←30年ぶりに訪れた三国川は立派なダムに・・



←平ヶ岳方面と燧ヶ岳、稜線の右は利根川源流。

←中ノ岳山頂と避難小屋