メンバー 下田、山田、大谷、矢崎
4月30日 18時新宿より高速バスで仙流荘へ 22時着
5月1日 天気快晴
6時30分 仙流荘発
7時10分 歌宿
10時30分 広河原着
15時 白根御池小屋着
朝仙流荘の従業員に強制的に起こされる。どうやら従業員用の駐車場にテント を張っていたようだ。テントを出ると天気は抜けるような青空だ。俄然やる気 が出てくる。バス停にはすでに数人が並んでいた。しかしアプローチが悪いせ いかやはりGWなのに人は少ない。歌宿についても広河原方面に行くパーティー は自分たち以外にいないようだ。仙丈ケ岳or甲斐駒ケ岳にでも登るのだろうか。 どちらにせよ静かな山行が期待できそうだ。
広河原に着くと小屋の親父さんが雪の情報を教えてくれた。今年は暖冬だっ たせいか例年よりかなり少ないそうだ。残念。30分くらい休んで白根御池小屋 まで一気に登る。今年はGWにもかかわらず小屋に泊まる人は一人しかいないと いうことで特別にうちらもただで小屋を使わせてもらってしまった。みんな久 しぶりの山行らしく疲れていたので飯を食って7時には寝た。 5月2日 天気快晴
3時30分 起床
5時 出発
9時30分 北岳肩の小屋
10時30分 北岳頂上
12時 北岳山荘
15時00分 間ノ岳
16時30分 農鳥小屋
朝明るくなってから出発する。稜線に出るまでは急登が続く。稜線に出ると南 アルプス、中央アルプス、そして北アルプスまでが丸見え状態。この景色に初 登山の矢崎は感動していた。稜線に出ると北岳肩の小屋はすぐであった。小屋 から頂上までは急登が続いた。広河原小屋のおじさんの話では雪壁が続くと言っ ていたが、なんてことはなかった。北岳の頂上につくと360度のパノラマが迎 えてくれた。皆で記念撮影を撮って北岳山荘へと向かう。この途中で陽気な外 国人に会った。一人でバットレスの様子を見に来たらしい。うん、外人はかっ こいい！矢崎はアイゼン歩行が初めてであったため北岳から山荘まで倍の時間 がかかってしまった。北岳山荘から間ノ岳まででは矢崎のペースが極端におち る。間ノ岳の頂上ではもう限界でこれ以上はもう危ないと判断。この時点で熊 ノ平小屋から塩見岳に行くのはあきらめ、農鳥岳経由奈良田におりることにし た。農鳥小屋は雪で埋まっていたためテン場を作って中に入る。水を作って飯 を食って7時には寝た。
5月3日 天気曇り(ガス)
4時 起床
6時 出発
8時 農鳥岳
12時 大門沢小屋
16時 奈良田
天気は朝からガスっている。風も強いのでやる気が出てこない。今日は下山を するだけなのでゆっくりと行くことにした。農鳥岳からの下山道はガスってい ると迷いやすいようだがトレースがあったので難なく下ることができた。大門 沢小屋ではラーメンを作って食べる。とてもおいしかった。大門沢小屋からだ らだらと下ると2時間ほどで奈良田に着いた。奈良田では北岳の頂上付近で会っ た外人に会った。どうやら広河原から3時間かけて奈良田まで歩いてきたそう だ。お疲れ様でした。この後身延駅前でとんかつ定食を食べて帰った。 感想
今回塩見岳まで縦走することはできなかったが、白根三山を縦走できてよかっ た。天気も3日から悪くなってきたようなので結果的によかったかもしれない。 また登山初めての矢崎に快晴の中絶好の景色を見せられてよかった。これから の成長が楽しみだ。そして昭和山岳会に入ってくれればと思う。
