連休山スキー行
2003年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
(4月26〜28)
◆概要 
 昨年届かなかった黒部五郎に行きたかったが、休日の並びが悪く諦め、若い人も日帰りで参加出来るよう三俣に泊り苗場、平標、仙の倉、を滑ることにした。
 天気が悪く出発を延期。4/26中島(忠)が樽木、村山の順にピックアップし予定通り10.00に三俣着、いざ出発という時に雨が降りだし終日止まず。平均年齢70才では当然ウイスキーに予定変更。夕食前に期待の新人(?)小柳穂澄君到着。

 27日待望の快晴、リフトの終点からシール登高、雪は3月より大分少ない。動いて居ない第5リフトの終点で足の具合が悪い村山先輩と別れ、樽木、中島、小柳の3名になる。神楽に行かず霧の塔で昼食、快晴の上、ルートは3月偵察済なのでザラメ雪の滑降を堪能した。前回はモナカ状で斜滑降、キックターンだった雁が峰からの下りも薮が少し多かったが快適に滑った。これで気が緩んだかスキーコースに戻る50mぐらい上部で樽木転倒、右膝捻挫。つぼ足でコースまで下り、あとは左足でスキーに乗りリフト乗り場に戻った。

 28日も快晴、神楽が初めてと言う村山さんを中島が田代方面まで案内。その日に全員帰京した。
 私の不注意により仙の倉、連休後半の富士山がダメになり中島君には申し訳なくお詫びします。村山さん、穂澄君にもお世話になり有難うございました。4/30医者に行きましたが骨折は無く順調に回復している様に思えますので(5/7現在)今月末にはトレーニングを再開出来そうです。お騒がせしました。
(記:樽木)

□「みつまた・かくら/雁ケ峰スキー山行」
今回昭和の大先輩方が、初心者でも参加できる山スキーを計画し、広く参加者を募ってくれたので、山スキーも久しぶりでしたが同行させてもらいました。土曜日の仕事を終え、新幹線で越後湯沢へ。前日から入っているみなさんと三俣部落の松屋で合流。その晩は楽しい山の話がつきず、退職しても昔からの仲間と登れる環境がうらやましく思いました。
翌日は朝から気持ちのよい快晴。私は中島さんから特別割引券をいただき、格安でリフト券を購入。先輩方はもちろんシニア割引。ゴンドラ・リフトを乗り継ぎ山頂駅へ。ここでまず数本足ならしをすることになった。先頭は村山さん、なめらかな滑りにうっとり、とても70歳には見えまっせん!さすが指導員です。次は中島さん、エエッツ、パワフル。、皆さんスゴイじゃないの。次に続くは私、悪雪に足をとられながら何とか滑る、ヒ〜、フ〜。最後は樽木さん、さすが往年の昭和で鍛えた方はスキーも違う。私はみなさんの滑りに驚き、皆さんはあやしい新人の実力は如何にと、テストされた私でした。ムムッ、皆さんについていけるのだろうか、心配になってきだゾ。
 さていよいよツアーへ。最終リフトからシールをつけて登行開始。以前はもう1本上に動いていた第5リフトは現在動いていないため、その部約40分かかる。今日の目的地である雁ケ峰も見え、稜線直下で雪の亀裂から一部斜面が大きくえぐられ崩壊している箇所もある。あんな崩壊にであったら大変だ。ところどころ亀裂がはいったところがあるな、雁ケ峰からのすべりは随分と木立も多い。第5リフトの終点で足の具合が思わしくない村山さんはここから別行動でスキー場にもどることとなる。華麗な滑降が見れなく残念!。私たち3名は神楽峰には行かず、神楽峰への鞍部から稜線を北上する。徐々に高度を上げるが、緩やかな登りだ。一度小さなピークを超えた後、少し滑り降り、また登り、木々の間を抜けたり、斜面を横滑りしたり、途中大きな穴に私が落ちたり(誰にも気づかれませんでした)しているうちに、霧ノ塔と雁ケ峰の分岐の登りになる。結構斜度があり斜面に亀裂も入り、とるべきルートの判断に迷うがそれぞれがそれぞれのルートでピークに到着。昼食の大休止をとる。
いよ行程も半ば、これからの滑りが楽しそうだ。昼食休憩からの1本目、大勢のツアー客をつれたパーティーが先を行く、見ていると気持ち良さそうな斜面を滑っていくではないか。すかさずそれを見ていた中島さん、樽木さんと以前来たルートとの比較をしながら、そのあたりを降りることにする。目的のその斜面に到着。ひと筋のシュプールもないきれいな斜面を見てドキドキ。まずは中島さん、リズミカルに降りてゆく。チョッピリためらう私は樽木さんに勇気付けられてGO。最高に気持ちのよい斜面に思わず「キャッホー」。樽木さんも下りてきて、3人で「最高!」。
 谷筋に沿って少し下り、下りすぎると雁ケ峰に登るはめになるので、右岸寄りにしばらく斜滑降で水平移動し、稜線に出てからしばらく行くと雁ケ峰へ到着。ここからは木立の多い斜面の滑降となる。一部かなり急な斜面もあり、私なんかゲレンデだったら絶対パスする斜面で「ここ行くんですか?」中島「こういうところがおもしろいんだ」私「$★#×◎?◇」この急斜面の終わった緩斜面で樽木さんがまさかの転倒。木に激突かに見えたがさほどではなく安心したが、膝のスジを痛めたようなので大事をとってここから坪足歩行となる。私たち2人は斜滑降で斜面を降り、木立の中を途中からスキーを脱いで下降し、ほどなくスキー場に出てて、ツアーは終了となる。

 今回のルートは山スキー初心者の私でも十分楽しめるルートでした。お世話になりました。来シーズンまでに急斜面も何なく降りれるように練習しておきます。指導員スタッフも充実の昭和のスキー部門はこれからが楽しみです。今度はあなたもぜひ。
(記:小柳)