
崩壊していためがね橋

天狗角力取山に向かう。前方に天狗小屋が見える

天狗小屋前にて
10月6日(晴れ)
4:30起床、風雨が強く、心が折れそうになる。
管理人さんお手製の芋煮とうどんをいただき、6:10出発。出発時にはなんとか雨が止んだ。はじめは樹林歩きなので風の影響もあまり受けずに済んでありがたい。かなり急な降りから登り返し、ウツノシマ峰の先で見晴らしがよくなってきた。徐々に天気もよくなり、雲の切間から山々が見えるようになり、テンションが上がる。
天狗小屋から三方境までの稜線はあまり人が歩かれていないのか、登山道が草に覆われているところが見受けられた。すれ違う人も全くいない。崩壊地をトラバースする箇所や、ロープのついた岩場の上り下りもあり、思っていた「朝日連峰縦走」と違うな…と思う。登山地図に名前のあるピークも、現地では山名板がないものが多く、GPSで場所の確認をしながら進む。


高松峰(三角点あり山名板なし)まで来ると、前方に三方境や寒江山が大きく眺められる。寒江山の左に小さく見えている尖ったピークが大朝日岳らしい。これから進む稜線が紅葉で真っ赤に染まっている。美しい。
三方境で主稜線に合流。ここからはアップダウンはあるものの歩きやすい登山道になる。ありがたい。寒江山まで辿り着くと、これから歩く稜線が一望となる。今日の道のりはまだまだだいぶ長い。紅葉で真っ赤に染まった竜門山の手前、竜門小屋は2025年9月末に改修工事が終わり、新しくなっていた。小屋の前(登山道のすぐ脇)に水が引かれていて、汲むことができた。ありがたい。

前方に竜門山を望む。山の斜面の紅葉が美しかった
竜門山を過ぎたあたりからガスが出始め、西朝日岳の山頂はガスで真っ白。それでも歩いているうちにまたガスが晴れ、目の前に大朝日岳と、今日泊まる大朝日小屋が見えてきた。途中で金玉水に立ち寄り(登山道の分岐看板から5分程度)、大朝日小屋に到着。荷物を置いて山頂往復しようと一瞬思ったが、だいぶ疲れていたのでそのまま小屋に滞在、あっという間に就寝。
大朝日小屋は広く快適な山小屋。平日なこともあり、宿泊者は10人程度だった。この日は管理人さんがいらっしゃった。この日は中秋の名月、夜中に起きたら月が綺麗だった。

大朝日岳山頂を望む。中腹に大朝日小屋が見える

小屋前から夕日が見えた
10月7日(火)曇り
5:00起床。霧雨で愕然とする。今日は好天の予報だった(と思う)のに。
6:10、荷物を置いて大朝日岳に向かう。6:25山頂到着、360度の大パノラマが楽しめるはずが、見えているのは360度乳白色の風景。10分ほど粘ってみるが、遠くの山がうっすらとさえ見えない。なぜ昨日頑張って山頂に行かなかったのか、ぶつぶつ呟きながら小屋に戻り、荷物をピックアップして下山スタートする。
銀玉水で冷たくて美味しい水を汲み(登山道からすぐのところに水場あり)、小朝日岳へ。地味に急な登りがきつい。山頂は相変わらずの乳白色の展望。道標で方向を確認し、鳥原山方面に進む。展望はないが、樹林の紅葉は美しい。鳥原山の先、湿原の景観に癒される。歩きやすいが長い下り、最後に細くて怖すぎる吊橋を渡って車道に出て、急斜面の山道を登り切って朝日鉱泉に到着。日帰り入浴をさせてもらった。ありがたい。
帰りは14:30の登山バスを予約していたが、バス(タクシー)会社が失念しており、宿のご主人が車で左沢駅まで送ってくださった。ありがたい。

大朝日岳山頂。泣

鳥原山東面の湿原、美しかった
天気に恵まれ、すばらしい紅葉の縦走を楽しめた。ありがとうございました。
●山行メモ(交通機関や料金は2025年10月、山行時のもの)
・往路は東京八重洲バスターミナル23:15→山形駅6:15のオリオンバスの夜行バスを利用。4列シートだが、隣とカーテンの仕切りがあり、快適。
・左沢駅から登山口へは朝日タクシーを事前に予約した。駅にタクシーは常駐していなかった。所要約30分、1万2000円程度。
・天狗小屋は協力金2000円、水場は歩いてすぐのところにあり。
・大朝日小屋は協力金2000円、水場は小屋のそばになく、金玉水(小屋から西朝日岳方面へ徒歩15分程度)、銀玉水(小屋から小朝日岳方面へ徒歩20分程度)を利用。
・復路は朝日鉱泉から予約制の登山バスを利用。ヒメサユリの時期と紅葉の時期に合わせた運行(=運行日が少ない。サイトで要確認)。