奥穂高岳〜前穂高岳
2025年度山行報告(C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーNN
期間:2025年9月23日〜24日


9月23日(火)
上高地バスターミナル8:20…横尾10:50…涸沢キャンプ場13:40
9月24日(水)
涸沢キャンプ場4:50…奥穂高岳7:55(8:10発)…前穂高岳10:00(10:15発)…岳沢小屋12:45…上高地バスターミナル15:00

穂高岳に最後に登ったのはいつだろう。昭和山岳会に入る前に、当時在籍していた会の山行で何度か登っていたが、昭和に入ってからは登っていないはずで、だとすれば10年以上前なのだと思う。今回歩いた上高地を基点とする周回ルートは、もう30年近く前、登山を本格的に始める前に、会社の先輩と歩いている。詳細は綺麗さっぱり忘れていて、楽しかった記憶しかない。

9月23日(火)曇り
前日は最終のあずさで松本に入り、初めて利用するカプセルホテルで快適に就寝。
朝一番(6:31発)の松本電鉄で新島々に向かい、7:10発のバスで上高地へ。予約制なのでスムーズに乗車できた。8:05上高地着、身支度を整え、スタート。

明神、徳沢、横尾と勝手知ったる道を進む。曇りで、穂高連峰は上部が雲の中だし、明神岳も上部は雲の中。若干蒸してはいるが、気温がそれほど上がらずありがたい。連休の最終日のせいか、登山者は少なめ。
横尾で今秋から始まった登山ゲートを通る。事前に登山ルール・登山準備確認書をオンラインで提出していたので、提示する。今回のルートや、計画書を提出したか、防寒具の有無を聞かれる。気をつけて行ってきてくださいと声をかけられて、通過。

横尾から先は久しぶりというか、ほとんど記憶がない。本谷橋までが妙に長く感じる。橋のたもとで渓流を眺めながら休憩する。樹林帯を過ぎ、涸沢の山小屋の建物が見えてきてからも長い。以前登ったときは急登がきつかった記憶があったが、それほどでもなく涸沢のキャンプ場に到着。
テントの受付は16時からというので、先にテントを設営し、満を辞して(?)涸沢ヒュッテのテラスへ。念願の「おでんと生ビール」を満喫する。到着したときは山々の上部は雲に覆われていたが、飲んでいるうちに雲が上がり、北穂、涸沢槍、奥穂、前穂の稜線がきれいに眺められる。幸せすぎて笑いが止まらない。テントに戻り、夕食をとり、することもないので18時30分ごろ就寝。




9月24日(水)晴れ
3:30起床。テントを撤収し、4:50頃出発。涸沢小屋の先から奥穂高岳への登山道に入る。歩き始めてほどなく明るくなり、涸沢槍や奥穂の岩峰がピンク色に染まるモルゲンロートを見ることができた。美しすぎて何度も写真を撮る。しばらくすると後方から日の出も見ることができた。

穂高岳山荘前で軽く一息つき、登りに取り付く。一般登山道にしては急斜面の岩峰、ペンキのマーキングがこまめにつけられている。息を切らしながら登り、奥穂高岳の山頂に到着。祠の横に立ち、写真を撮ってもらう。雲一つない青空、見えるべき山がすべて見えて感動。来てよかった。



吊尾根の岩稜を慎重に進む。ところどころに鉄の梯子があったりして気が抜けないが、天気がよく眺望もすばらしい。ようやく紀美子平に到着し、荷物をデポして山頂に向かう。ここもまたなかなか楽しい岩稜の登り。広い山頂は奥穂同様に360度の展望。歩いてきた奥穂からの稜線が見渡せて嬉しいし、西穂へ向かう稜線がかっこよくてワクワクする。富士山も小さく頭をのぞかせていた。

紀美子平に戻り、重太郎新道を下る。前半は岩稜の下りで絞られ、樹林帯に入ってまもなく岳沢小屋が見えるものの、なかなか辿り着かなくてへこむ。岳沢小屋の前のテラスやベンチは外国人観光客?ハイカー?がたくさんいた。岳沢小屋からもひたすら下る。車道を横切り、岳沢湿原の美しさに心癒され、上高地バスターミナルに向かった。




●山行メモ
・新島々から上高地への路線バスは予約制。予約をしなくても空席があれば乗車できる。松本から上高地へ直行する路線バス(予約制)も数便あるが、今回は満席で予約できなかった。
・2025年9月から、横尾に登山ゲートが設置されている。「登山準備・登山ルート確認書」に署名をし、指定のポストに投函するシステム。確認書はその場で書面に署名をするほか、事前にオンラインで申請も可能。
・涸沢のキャンプ場は、1人2000円。コンパネレンタル1枚500円(今回は使用せず)。