大洞川 和名倉沢
2021年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバーTR/A氏(会員外)
期間:2021年11月12〜13日

天候:晴
     今回の記録は私の反省文なので、遡行の詳しくは『塾長の山行記録』をご覧ください

12日 西武秩父駅。平日は朝イチのバスはないので9:10発のバスに乗る。人がいっぱいでビックリだ。
秩父湖?三峯神社はフリー区間。前もって運転手さんにお願いし急カーブの辺りで降ろしてもった。直ぐにガードレールの切れ目の下降ポイント。橋は閉鎖されており川を渡って橋の下を登り、アルミパイプの橋まで進む。


11:20 入渓。
枯葉や赤茶けたヌメリで滑る!滑る!思うようにスピードが出ない。
滝は素晴らしいが登る気にはなれず巻く、が、巻きも悪い。時間ばかりがかかった。
14:55 『通らず』手前のワサビ沢との出合をテン場とした。A氏が作ってくれたニンニクの芽とベーコン炒めがとても美味しかった!コンビーフと粉スープで作ったソースにパンを浸して食べるヤツも素晴らしい!真似しよう♪



13日
4時起床。早く出るはずが、日の出が遅くなかなか明るくならない。結局6:30歩き出し。
やはり、滑るし巻きは悪いしで、スピードは上がらなかった。



濡れたくないのに腰まで浸り、深い釜を持った簡単な滝では取付きまでが微妙で、A氏は行けたが私には無理!と判断、潔く泳いだ。これで一気に体温が奪われ、その上霜や氷雪、ツララなど出てきてテンションはガタ落ち。。


15:40 1680m二俣を右に入りショートカットする。


16:40 登山道
実は昨夜ヘッテンの電池を替えるタイミングで明かりが点かなくなってしまい、予備もなかった。A氏にくっついて歩くも足元はほぼ見えず、A氏がテント内で使用していたLEDライトがある事を思い出し使わせてもらった。とても明るい。

でも、いつ消えるともわからないランプ、、気持ちばかりが焦り休まず進んだ。
冷えた身体、焦る気持ち、休憩無しの行動は私を衰弱させていたようで、途中A氏に「何が食べて」と言われたが食べたくない。水も飲みたく無かった。ダウンを着て暖かくなって汗までかいていたが、最後は汗も出なくなった。
途中見晴らしの良い所でタクシー会社に電話すると営業時間が終了していた。。ついでに会社にも電話してお休みを貰った。急がなくていいと思った途端、疲れや身体の痛みを感じた。
取り敢えず下まで行き駐車場でテントを張ろう!進む。
21:45 道路に出た。テクテクと秩父湖バス停そばのトイレ付駐車場まで30分歩いた。平らな道がありがたい♪


テントを張り、予備食の夕食を準備するも食べたく無い。。でも食べなきゃっ!と無理して食べたが半分も食べられなかった。しかも呑み込んだ物が上がってきてどうにも具合が悪かった。すぐに入眠。
14日
ゆっくり起きてタクシーを呼び、無事に帰るも、家に帰っても食欲は無く、寒気と脱水と疲れで大変だった。


和名倉沢は、私が10年前初めてガイド山行で登った、産まれて初めての沢でした。
『初心者の沢』と舐めきっていたのと、11月の沢登りだった、と言う事、年を重ね自分の身体が以前とは違う、と言う事を理解せず、自分を大事に扱えなかった事、が今回のような事を招いたと思う。
でも、このタイミングで初めてだった沢に行けたのはとても嬉しかったです。
Geographicaと山と高原地図のgps機能のついたアプリがあるととても便利です!!  これらのおかげで、今自分がどこにいて、あとどれくらい行けばよいか、が明確にわかるので、気持ちがとても楽でした!ご一緒して下さったA氏とだから頑張れたなぁ、、と感謝しています。ありがとうございました♪