10/12 朝6時過ぎ起床、6時50分に出発する。やや急坂を登る。何パーティかに追い越され、やがて石(岩)だらけの道になり、10時15分蓼科山頂上に着く。風は冷たいというほどでもないが、強く吹いている。写真を撮ったりしてのんびりしてから、下りにかかる。
またまた岩が多い下りである。人が大勢登ってくる。道を譲りながら将軍平へ、そして大河原峠に12時45分着。ここでも食事し、ゆっくりしてから双子山経由、双子池湖畔のヒュッテへ。双子山は山と言うよりは台地に近い形で、奥秩父、浅間山などが霞んで見渡せた。湖畔の紅葉は始まったばかりだ。双子の一方の池の水は飲むことが出来るとのこと。
双子池ヒュッテは大広間に寝ることになったが、1泊6500円で寝所はやはりそれなりの環境であった。ここでも小屋泊りに不慣れな呑兵衛は夕食前後に杯を重ね、小屋番からは、「明日の準備があるので」と食堂を追われるのであった。私(小野寺)は今回は腹の調子が悪く、やむなく岡目八目の仕儀となったが、なるほどこれでは周りは迷惑だろうな、と思ったものである。
10/13 朝5時起床、朝食後、ゆっくり6時35分出発。早速岩の多い登りとなる。周りの木々で視界も良くない。風の強い中やっと天狗の露地に到着、浅間山も昨日よりははっきり見える。
その後、大岳山頂分岐を経て横岳へ。この間は数パーティがすれ違い、大岩も見え、ほぼ平らな尾根道であった。この頃には風も大分治まってきた。10時25分横岳に着いた途端大勢の人に会う。ロープウェイで来た人たちだ。服装もハイキング気分。ぐるりと見渡せば、南アルプス、中央アルプス、北アルプス。絶好のポイントだ。
しかし人ごみを好まない我々はさっさと下りにかかる。道は良くない。亀甲池11時45分着。その後55分発で絶好のトレイルを気分よく歩き、滝の湯川を経て竜源橋に13時35分着。その後錦織が車を女乃神茶屋に取りに行き、予定の行動を終える。
9月には私は河原木沢から西天狗、東天狗を経て黒百合平に抜けており、2度続けての北八ヶ岳となる。これも珍しい。「北八ツ彷徨」など手にとって読み返したくなった。
以上。