救助訓練 三ツ峠
2010年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー:牛山、長坂、錦織、小野寺(記)

日程:2010年10月16、17日

もしかしたら何年振りかも知れない会の救助訓練ということで参加した。このような訓練は本来毎年行って然るべきであるとは思うが、事情が許さないせいもあり、暫く振りの開催となったものであると思われる。牛山代表もかなり努力しているが、OBの小野寺、錦織だけでなく、もっと現役会員の参加が望ましかったのはいうまでもない。
いきなり現場ではあったが、机上で一度行っていた方が効率的であったように思われる。最近は「訓練」という名称より、「講習会」とか「研修会」にしている会もあるが、それはともかく、次回の雪上訓練には少ないながらも、出来る限り現役会員が参加してほしいものである。

16日(土)7時30八王子駅集合の予定が、交通渋滞により1時間ずれる。8時30に出発して10時30頃に三つ峠登山口に着く。都岳連が講習会で来ていた。雪標代表の堀口、YCC代表の切嶋、同流の大西、マーモットの新保などが講師として参加していた。特に切嶋は名前を良といい、同じ名前の錦織も共感を持った様だ。切嶋はキノコに詳しく登りながら採って歩いており、我々にも分けてくれて、本当に食べているか夜にテントまでビール持参で確かめにきた。

10時50分に出発して11時50分に頂上に着く。四季楽園にテント代等払おうとしたら、原則的にテントは禁止らしい。それでも目立たないように張ってくれとのことで料金は取らなかった。テントは我々を含めて3張りだった。

開始は12時30分からテントのそばでロープ結束の確認を行う。
フィギュアエイトノット、クローブヒッチ、ムンターヒッチ、各種フリクションノットなど。

13時30分から現場に行く。一般ルートの左を登る。昔の感覚で易しいルートとの思いがあったが、なかなかどうして手こずってしまった。ATCを使ってトップに対する確保を行う。
アンカーの取り方

アンカーの取り方。流動分散か、固定分散か、など。最近は固定分散を支持する人も増えている。 下図は流動分散

一般・左ルートの登り 牛山が華麗にトップで登る

続いて長坂

3番手、小野寺、いやぁ、なかなかきつい

懸垂下降(ラッペリング)
途中、ミュールノットで仮固定、、体重がかかってなかなか難しい

下でみていた良さんも体がむずむず

16日は15時30分に終了、夜に食事は生で持ってきた野菜からのカレーライスを堪能、もらったキノコも入れる。切嶋氏の訪問でキノコ談義となる。

翌17日は7時30分からアブミの訓練

余裕の表情

疲れて一休み

良さん、ハング越え

トップ墜落の時の自己脱出

最後は登攀して終了
トップ牛山、セカンド長坂

14時30分終了

15時頃テント場 発、16時頃三つ峠入口着。

その後、高速道路渋滞とのことで、初めから高速に乗らずに道志山塊の曲がりくねった道を走り、 神奈川に入り、国道20号に出て、八王子駅着19時、解散。